【あざみ野】迫力の揉み合い!驚神社の例大祭「石川のお祭り」

10月に斎行される驚神社(読み方はおどろきじんじゃ)の例大祭は、青葉区最大級ともいえるお祭りです。

周辺地域の伝統神輿や山車、子供神輿がさどや前(平崎橋交差点付近)に集合し、最終地点である驚神社を目指し街を練り歩きます。

驚神社の例大祭の最大の見どころといえば、集合した宮元・平川・荏子田の神輿3基の揉み合い!

保木の大太鼓と各宮の祭囃子が流れる中、競い合う3基の入り乱れは大迫力です。

また、地域に古くから伝わる伝統芸能「牛込獅子舞」も必見です。

あざみ野 驚神社 例大祭 牛込獅子舞





目次
驚神社の例大祭とは?
御神輿・御囃子・大太鼓のルート
神輿揉み合い1回目(さどや前)
境内の様子
神輿揉み合い2回目(宮元自治会館前)
牛込獅子舞
アクセス
主な行事・お祭り
近くにある神社・寺
近くのおすすめグルメ
 

驚神社の例大祭とは?

驚神社の例大祭は10月。

前日の宵宮では、地域ごとに祈祷をおこない神輿を担いでエリア内を渡御。

大祭当日は、旧石川村(現横浜市青葉区)の各谷戸宮である保木(ほうぎ)・荏子田(えごだ)・平川(ひらかわ)・船頭(せんどう)・宮元(みやもと)が、5カ所のルートを通り、驚神社を目指して御神輿・御囃子・大太鼓が練り歩きます。

その途中では神輿3基の揉み合いも!
そして、最終地点の驚神社でも再び揉み合いがおこなわれます。

また、あざみ野神明社と驚神社境内では、神奈川県の無形文化財の伝統芸能「牛込獅子舞」が奉納されます。

 

驚神社例大祭の御神輿・御囃子・大太鼓のルート

御神輿・御囃子・大太鼓のルートは、宵宮と大祭当日では異なります。

宵宮では各エリア内で渡御

大祭当日は5つのルートでさどや前(平崎橋交差点付近)に集合し、驚神社を目指し、もみ合い後にそれぞれ各エリアに帰っていきます。

あざみ野 驚神社 例大祭
例大祭宵宮ルート
あざみ野 驚神社 例大祭
大祭ルート




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驚神社例大祭の神輿揉み合い1回目(さどや前)

さどや前に着くと、すでに神輿2基が到着しており、トラックに設置されたお囃子では狐とおかめのお面をつけた方が躍っていました。

その踊りっぷりはさすがです。

あざみ野 驚神社 例大祭

あざみ野 驚神社 例大祭

あざみ野 驚神社 例大祭

 

やがて保木の大太鼓が、「ドーンドーン」と大きな音を響かせながら到着。

太鼓の大きさはもちろん、遠くからもわかる音の大きさです。

あざみ野 驚神社 例大祭

 

そして最後の神輿が到着。

「さぁ、始めるよ!」とばかりにくるくるっと回る神輿!

いやがうえにも気分が高揚します。

あざみ野 驚神社 例大祭
くるくるっと回って…

あざみ野 驚神社 例大祭

あざみ野 驚神社 例大祭
びしっ!

 

全ての神輿が揃うと、いよいよ3基の神輿の揉み合い!

色とりどりの袢纏とかけ声が飛びかい、活気あふれるもみ合いが始まると周囲の熱気も一気に高まりました。

ぶつかりそうでぶつからない距離感と迫力がすごい。

あざみ野 驚神社 例大祭

あざみ野 驚神社 例大祭

 

神輿の揉み合い後は、しばしの休息を挟んだ後に奉納行列です。

先導役の保木大太鼓を先頭に、最終地点である驚神社を目指します。

 

驚神社例大祭の境内の様子

いつもは静かな参道も、屋台がズラリと並び賑やか。

あざみ野 驚神社 例大祭

あざみ野 驚神社 例大祭

あざみ野 驚神社 例大祭

 

御神輿・御囃子・大太鼓が到着する前の境内は、まだ参拝客の姿も少なめ。

ですが、御神輿・御囃子・大太鼓が到着しもみ合いが終わると一気に混雑します。

あざみ野 驚神社 例大祭
絵行灯が並んでいました

あざみ野 驚神社 例大祭

あざみ野 驚神社 例大祭




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驚神社例大祭の神輿揉み合い2回目(宮元自治会館前)

保木大太鼓を先頭に、続々と到着する奉納行列。

どんどん見学人も増えていき、現場はカオス状態です。

あざみ野 驚神社 例大祭
一足先に到着した保木大太鼓。腹の底から響くような渋い音!
あざみ野 驚神社 例大祭
お囃子も到着
あざみ野 驚神社 例大祭
まず平川神社の神輿が到着

あざみ野 驚神社 例大祭

あざみ野 驚神社 例大祭
次に荏子田のお神輿
あざみ野 驚神社 例大祭
最後に宮若の神輿!

 

神輿3基は宮元自治会館前のスペースに入ると、再び揉み合い!

右へ左へと移動しながらぶつかりあう様子は迫力満点です。

あざみ野 驚神社 例大祭

あざみ野 驚神社 例大祭

 

驚神社例大祭の牛込獅子舞

牛込の獅子舞は、「悪疫が村に入るのを獅子舞が防ぐ」という信仰心から受け継がれてきた地域の伝統芸能です。

大正時代の頃に一時期途絶えたことがありましたが、悪疫がまん延したことから復活。
獅子舞の保存には、1972年(昭和47年)に結成された牛込獅子保存会が担っています。

2001年(平成13年)には、同じ青葉区内の「鉄の獅子舞」と同じく、神奈川県の無形民俗文化財に指定されました。

あざみ野 驚神社 例大祭 牛込獅子舞

 

昔は地区の長男のみが獅子舞を継いでいましたが、現在では牛込地区出身の男性であれば誰でもOK。

毎年、2カ月ほど前から稽古をおこない例大祭の本番に備えるそうです。

 

そんな牛込獅子舞の披露は、あざみ野神明社から。

古老を先頭に、弊負い(へいおい)、大万灯、ささら摺、小万灯、笛・唄い手、法螺貝、獅子と続き祭祀奏上がおこなわれます。

次いで驚神社への場所を移し、2回目の神輿揉み合いが終わるころに境内に入り、再び祭祀奏上。

 

大万灯、小万灯、ささら摺役の子どもたちは、社殿の前に一列に。
獅子3頭と弊負いが、一曲毎に向きや位置を移動させながら進行します。

獅子頭は三頭で、剣角(けんづの)と巻角(まきづの)を持つ雄獅子二頭と、雌獅子一頭

鶏の羽で飾り、赤い布をたらしているので踊り手の顔は見えません。

あざみ野 驚神社 例大祭 牛込獅子舞

あざみ野 驚神社 例大祭 牛込獅子舞

 

めちゃくちゃきつそう!

これは大変な踊りです(腰と足にきそうですね…)。

あざみ野 驚神社 例大祭 牛込獅子舞

あざみ野 驚神社 例大祭 牛込獅子舞

あざみ野 驚神社 例大祭 牛込獅子舞

 

終わると盛大な拍手。

演じている方々はすごいです。

あざみ野 驚神社 例大祭 牛込獅子舞

 

牛込獅子舞が終わったころ、集まっていた神輿やお囃子などが、それぞれの岐路についていました。

驚神社の例大祭は規模が大きいので、まるっと全部を見るのは大変。
来年はまた違ったところから見学させていただこうと思います。

あざみ野 驚神社 例大祭

 




驚神社の詳細

驚神社へのアクセス
  • 東急田園都市線:あざみ野駅より徒歩8分


驚神社の主な行事・お祭り
  • 1月:歳旦祭(元旦祭)
  • 2月:祈年祭
  • 10月:例大祭「石川のお祭り」
  • 11月:七五三祭、勤労感謝祭(新嘗祭)

驚神社近くのおすすめ神社・寺
観福寺 ご本尊は如意輪観音像の真言宗豊山派の寺院。本山は牡丹で有名な奈良の長谷寺。
劔神社 御祭神は素盞鳴尊。鍛冶職人と炭商人と大蛇の伝説が伝わる神社。
有馬神明神社 白幡八幡大神の兼務社。巨大な神輿・有馬神輿があります。
神明社 驚神社と同じく、例大祭では牛込獅子舞が奉納されています。

驚神社近くのおすすめグルメ
カレーショップ イエロー レトロアメリカンな店内でいただく、こだわりのジャパニーズカレー。




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