新羽町にある杉山神社は、昔この辺りに鎮座していた神社が合祀された新羽郷の総鎮守社。
住宅街の高台にひっそりと佇み、古き良き時代の面影を残す神社です。
すぐ近くには、別当寺だった西方寺があります。
いつもは静かな境内ですが、10月のお祭り(例大祭)では屋台も出て賑やか。
神輿が練り歩き、提灯で彩られた境内では奉納演芸が披露されます。
目次
・歴史とご祭神・ご利益
・鳥居
・参道
・社殿
・金刀比羅社・御嶽社・稲荷社
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
新羽町杉山神社の歴史とご祭神・ご利益
ご祭神は、景行天皇の皇子である日本武尊(やまとたけるのみこと)。
また、火産霊神(ひむすびのかみ)、澳津彦神(おきつひこのかみ)、澳津姫神(おきつひめのかみ)、伊弉冊命(いざなみのみこと)、速玉男命(はやたまおのみこと)、事解男命(ことさかのおのみこと)、天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)が合祀されています。
五穀豊穣・家運隆盛・商売繁盛・家内安全・無病息災・厄難消除などのご利益があるとされています。
その創建は諸説あり不明ですが、村内にあった荒神社・熊野社・太神宮を現在地に合祀したのは1908年(明治41年)。
新羽村の総鎮守産土神(氏神様)として祀り今に至ります。
新羽町杉山神社の鳥居
最寄り駅は横浜市営地下鉄ブルーライン新羽駅。
住宅街の奥にあります。
鳥居の前には、武州新羽郷総鎮守の社号碑。
新羽町杉山神社の参道
参道の先には石段があり、社殿は高台に鎮座しています。
参道の両脇に立つ燈籠は左右対称ではなく千鳥。
石段の途中、右手には、菊紋が施されている神馬像が奉納されていました。
新羽町杉山神社の社殿
階段を上ると正面に社殿。
左側には手水舎。
参拝した日は水が出ておらず、手を合わせて「祓え給え、清め給え」と二度唱え、拝殿に行きましょうと案内がありました。
右側には社務所・宮司さん宅。
御朱印は社務所にていただけるようです。
奥には神輿庫や納札所、慰霊碑など。
立派な造りの社殿。
後ろは舗装された崖のようです。
お賽銭箱の右隣には、3種類のおみくじが用意されていました。
新羽町杉山神社の金刀比羅社・御嶽社・稲荷社
社殿の右手には、境内社に通じる小径。
社殿に続く階段の右側にはいくつかの祠。
お稲荷様もいらっしゃいます。

社殿の扁額には「不動明王・御嶽社・金比羅社」。
社殿内には、「荒神」と彫られた石祠と金毘羅社、不動明王像、大黒天様。
そして、一際立派な造りの御嶽神社。
また、社殿の左手には「熊野神社」の旧扁額と三体の石仏(如来立像、如来坐像、菩薩坐像)が。
石仏の光背上部には「熊野」という文字が彫られており、その形から如来立像は阿弥陀如来、如来坐像は薬師如来(定印型)、菩薩坐像は正観音(来迎様)なのだとか。
新羽町杉山神社の詳細
新羽町杉山神社へのアクセス
- 横浜市営地下鉄ブルーライン:新羽駅より徒歩6分
- 公式サイト:https://www.yokohama21.net/sugiyamajinjya/index.html
新羽町杉山神社の主な行事・イベント
- 1月:歳旦祭
- 2月:節分祭(厄難消除祈願)
- 3月:三柱荒神祭(火防祭)
- 7月:夏越祭(交通安全祈願祭)
- 10月:例大祭
- 11月:七五三
- 12月:星祭
- 毎月1・15日:月次祭
新羽町杉山神社近くのおすすめ神社・寺
西方寺 | 花寺で有名な真言宗の寺院。茅葺きの山門と御本堂は圧巻です。 |
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光明寺 | たくさんの石像や石の造形物があり、天満宮、弁財天、弘法大師なども。 |