赤坂氷川神社の9月の例大祭「赤坂氷川祭」は、江戸時代より続くお祭りです。
徳川八代将軍吉宗公の産土神として、その巡行は豪華絢爛。
山王権現・神田明神に次ぐ江戸3番手の規模を誇っていました。
3日間にわたって斎行される赤坂氷川祭の3日目の神幸祭、午後の宮入時に参拝。
神社隊列を先頭にした氷川山車の宮入りを拝見してきました。
ちなみに赤坂氷川神社では、神幸祭の町会神輿担ぎ手を数日前から募集。
町内会によって募集人数・参加費も異なりますが、お祭りを盛り上げる貴重な体験ができます。
目次
・例大祭「赤坂氷川祭」とは?
・境内の混雑具合
・屋台の混雑具合
・宮神輿と山車「日本武尊」
・宮入の様子
・例大祭限定御朱印
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
例大祭「赤坂氷川祭」とは?
初日は、御祭神に神饌を供え、御神徳の発揚ならびに皇室の弥栄、国家の安寧、氏子崇敬者の隆昌を祈願する例祭を関係者のみで執り行い、夕方からは宵宮巡行。
宵宮巡行では、夜の赤坂の街を背景に神社隊列、ライトアップされた氷川山車、町会神輿2基、太鼓山車が巡行。
その様子はなんとも華やかで幻想的です。
2日目は赤坂地区やアークヒルズ地区へ子供巡行。
夕方からは、雅楽などの舞台奉納があります。
3日目の神幸祭では、神社隊列を先頭に2本の氷川山車、16基の町会神輿が列をつくり地域内を巡行します。
また、お祭りの3日間は、境内では赤坂を代表する名店の味が集結する赤坂名店街の出店や盆踊り大会が開催されてにぎやかです。
赤坂氷川祭の境内の混雑具合
到着したのは15時過ぎ。
境内はすでにたくさんの人で賑わっていました。
参道にも屋台が出店しており、拝殿前から伸びる参拝の列が。
途中にある手水舎には季節の草花が飾られており風流です。
神門のところには提灯がズラリと並んでいました。
赤坂氷川祭の屋台の混雑具合
一の鳥居をくぐった右側の広場にはたくさんの屋台がズラリ。
テーブルと椅子も用意されていますが、すでに満席状態です。
反対側(左手)の駐車場は、夕方から始まる盆踊り会場になっていました。
そのため、境内には浴衣姿の方もチラホラ。
赤坂氷川神社の宮神輿と山車「日本武尊」
参拝した時の山車展示場には、宮神輿と氷川山車「日本武尊」がありました。


赤坂氷川祭の宮入の様子
宮入では、そこそこ角度がある氷川坂を、神社隊列を先頭に2本の氷川山車が登ってきました。

神社隊列の後は、「神武天皇」と書かれた旗持ち一行と神武天皇の山車。
両サイドは民家が立ち並び電線もあるためか山車上部に人形の姿はなし。
それでも高さのある山車が通れるようにと、Y型の棒で電線をうまくよけながら進行していきます。
上段の飾り幕には鳳凰、下段の飾り幕には桐紋です。
神武天皇の人形はみられませんでしたが、キツネのお面をつけた方が見事な動きをされていました。
しかも、坂道なので山車の後方を数人で支えて登っていくという、なかなかの難所。
次の山車は…ちょっとわからず(汗)。
行列は一の鳥居前に到着すると、山車以外が境内に入り、赤坂氷川祭展示場前に集合。
解散式となります。
赤坂氷川神社の例大祭限定御朱印
例大祭の数日前から当日まで、季節の御朱印「例祭(れいさい)」を頒布。
氷川の名の由来である出雲国簸川(島根県斐伊川)に因み、水の流れを表した文様に、ご神紋の「左三つ巴」を重ねて箔押し。
さらに、境内の藍畑より収穫した藍で和紙を甕覗き(かめのぞき)色に染めています。
そのため、一枚ごとに濃淡の趣が異なり、手作業ゆえの風合いが感じられる手の込んだ御朱印です。
赤坂氷川神社の詳細
赤坂氷川神社へのアクセス
- 東京メトロ千代田線:赤坂駅より徒歩8分
- 東京メトロ日比谷線・都営大江戸線:六本木駅より徒歩9分
- 東京メトロ南北線:六本木一丁目駅より徒歩10分
- 東京メトロ銀座線: 溜池山王駅より徒歩14分
- 公式サイト:https://www.akasakahikawa.or.jp/
赤坂氷川神社の主な行事・イベント
- 1月:歳旦祭
- 2月:節分祭・祈年祭
- 4月:四合稲荷例祭
- 6月:夏越の大祓式
- 9月:例大祭「赤坂氷川祭」(神幸祭宮入)
- 10月:包丁塚祭
- 11月:新嘗祭
- 12月:年越の大祓式
赤坂氷川神社近くのおすすめ神社・寺
久國神社 | 商売繁盛や開運のご利益で知られる神社。木の幹に港区七福神の布袋様が鎮座。 |
---|---|
乃木神社 | 乃木ご夫婦を祀る社。2023年(令和5年)に御鎮座百年を迎えました。 |
出雲大社東京分祠 | 縁結びのご利益で有名。拝殿は建物の3階にあり、参拝では祓社から。 |
佛願寺 東京別院 | 縁結び地蔵尊や良縁を願う観音様の一願成就参り、成功祈願で有名です。 |