南の島のリゾートを舞台にしたサスペンススリラー小説「マッチング TRUE LOVE(トウルーラブ)」。
土屋太鳳さん、Snow Man佐久間大介さん、クァク・ドンヨンさん出演、内田英治監督の映画原作小説です。
真実の愛を証明できなければ殺されるデスゲーム第二弾。
前作の「マッチング」から2年後のストーリーです。
恋人となった吐夢が行方不明になり、再びアプリ婚連続殺人事件が。
再就職したイベント会社の企画ツアーにスタッフとして同行した星影島で始まるクローズドサークルでのデスゲーム。
吐夢の秘密も明らかになると見ごたえたっぷりの続編です。
とはいえ、相変わらずの残虐シーン。
映像では見るにはきつい…。

目次
・あらすじ
・簡単ネタバレ
・感想
・内田英治さんの(読んだ)本
「マッチング TRUE LOVE」のあらすじ
アプリ婚連続殺人事件から2年後。
唯島輪花(土屋太鳳)は永山吐夢(佐久間大介)と順調に交際。
また1年前に、小さなイベント企画会社EO社の佐々木 万由子(ささき まゆこ)から声を掛けられた事から、ナガタウェディングを辞め再就職していました。
そんなある日、吐夢がこつぜんと姿を消してしまいます。
同時期に、顔に×印が刻まれた遺体が発見される連続殺人事件が発生。
アプリ婚連続殺人事件の再開と世間から注目を集めていました。
ただ、現場に大量の白いバラが残されなど、これまでとは微妙に異なるやり口から、新たな模倣犯が疑われていました。
吐夢の行方が依然としてわからないまま2か月後。
輪花が勤めるEO社でマッチングアプリ「ジョイラック」と旅行会社TTBとの合同企画「南の島で恋してみました 南国マッチングツアー無料招待キャンペーン」がスタート。
当初はスタッフとして参加するのを断っていた輪花ですが、亡くなった親友の妹・伊藤愛羅が応募したと知り、万が一当選した時のことを考えてスタッフとして参加することに。
その懸念は当たり、高倍率にもかかわらず愛羅は当選します。
イベントの舞台となるのは、沖縄諸島に属する離島「星影島」。
所有していたオーナーが亡くなり、企業が買い取ってリゾートアイランドとして開発が進む島。
とはいえ、まだ一部は昔のまま。
ツアー初日は参加者同士で交流を深め、翌日までにマッチングが成立したカップルだけがそのままツアーを続行するというもの。
ベストカップルに選ばれたカップルには、世界旅行がプレゼントされます。
あえなくマッチングが成立しなかった参加者は、チェックアウト後に一泊二日の島巡りツアーを楽しみ解散です。
トラブルもなく終えた初日。
輪花があてがわれた部屋に戻ると、その扉には差出人不明の手紙が置かれていました。
そこに書かれていたのは「永山吐夢の真実を知りたくないか?」。
そして2日目。
カップル成立で残ったメンバーは以下↓
天野由太郎…ジムを経営しているスポーツトレーナー(借金だらけ)
松橋梨絵…呉服屋の娘(というのは嘘で実はただのOL)
清水海斗…有名動画配信者
氷室瑠璃…重い愛を求める化粧品会社経営者
一条克彦…脳外科医で資産家
日向ゆら…エステティシャン
イ・ソンイル…韓国からやってきた会社経営者
高田綾子…彼氏が欲しくて応募した女性
野村安蘭…「死」に興味がある芸大生
伊藤愛羅…輪花の亡くなった親友の妹
残ったカップルは紹介を終えると思い思いの時間を過ごし、3日目はクルージングを堪能。
海水浴の最中に天野が松橋に公開プロポーズするなど、ベストカップルに選ばれるべく動き始めるカップルも。
OKと答えた松橋は、天野と共に部屋に戻り一緒に過ごすのですが、何者かによって拉致されてしまいます。
その頃、また輪花の部屋の前に差出人不明の手紙が置かれており、今度は「永山吐夢の真実を知りたくないか?」と書かれた写真。
その写真には、馬乗りになり大振りのカッターを振り上げる吐夢の姿が映されていました。
組み敷かれているのは、2年前に輪花がウエディングプランナーを務めた女性。
アプリ婚殺害現場の隠し撮り写真でした。
さらに、突如ホテル中のテレビが付き、「真実の審判」と称した映像が流れます。
拘束された天野と松橋が、「執行人」によって殺害される映像でした。
同時に島中の回線が不通になり、電話もスマホも通じず、頼みのクルーザーもいつの間にかどこかに消えているクローズドサークル状態になります。
映像は本島でも視聴され、アプリ婚連続殺人事件を捜査していた西山たち警察も知るところに。
ただ、イベントの舞台は極秘扱いされていた事、スポンサーの2社も「調整中」として詳しい内容を知らされていなかった事、直前になってEO社が外資系企業に買収されスタッフが退職するなどして、イベントの詳細を知る者が誰もいないという不可思議な状態であることが判明。
映像に映っていた天野と松橋の知り合いから話を聞くも場所を特定できず。
企画書から先に帰路についている脱落者がいることがわかり話を聞こうとも、その脱落者の安否も不明。
西山は、少し前に発生した謎の客船沈没事故が、そのイベントの脱落者が載っていた船であると推測するのでした。
一方、星影島では、輪花がうさぎのラッキーちゃんの着ぐるみを着た何者かの襲撃を受けます。
が、寸でのところで隠れてついてきていた吐夢に助けられ無事。
突然現れた吐夢に警戒する一行。
そんな中、今度は動画配信者の海斗とエステティシャンのゆらが拉致。
執行人による審判を受けるのでした。
※ここから下はネタバレ(犯人名含む)です。
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「マッチング TRUE LOVE」の簡単ネタバレ
海斗とゆらが殺害された後も、次々と殺害が続きます。
ちなみに、海斗とゆらはマッチングしたわけでもないのにターゲットにされたのは、廊下で逢引する様子を隠し撮りされたから。
・高田綾子が2階から突き落とされる(怪我だけで命に別状なし)
・愛羅にそそのかされた野村安蘭が輪花を殺そうとする
・万由子が愛羅を刺す(警察に保護されて助かる)
・万由子が犯人に殺される
もうひっちゃかめっちゃかのバトルロワイヤル状態。
どう収集するんだと、唖然としながら読み進みました。
そして判明する犯人。
星影島での連続殺人の犯人はイ・ソンイル。
共犯者は万由子。
ちなみに、被り物で顔を隠し輪花を襲い、高田綾子を2階から落としたのは嫉妬した万由子の仕業です。
星影島はもともと特別養護施設があった場所で、吐夢とイ・ソンイルはその出身者。
二人とも馴染めず、特にイ・ソンイルは園長から虐待を受けていたのですが、ある日、吐夢が園長を殺害。
吐夢を快楽殺人鬼として憧れるようになります。
この時、吐夢は園長の顔に血でバツ印をつけており…これが元祖アプリ婚連続殺人事件の始まりかなと。
その後、養護施設は閉鎖され、二人は別々の場所に引き取られていきますが、イ・ソンイルは「いつか吐夢に会うんだ」と夢見て頑張っていました。
というのも、イ・ソンイルは吐夢と一緒に流星群を見ると約束をしていたつもりになっていたから。
そして月日は流れ、アプリ婚連続殺人事件が発生。
犯人は吐夢であると察したイ・ソンイルは、自分も真似て殺人を犯します。
さらに、自分の持てる財力を総動員し、星影島とホテル、イベント会社と必要なものを買収し、星影島での殺害計画を着々と進行。
ところが、輪花と交際を始めた吐夢は殺害をピタリと辞めてしまったことから、イ・ソンイルは二人を憎むように。
日本で模倣殺人、白いバラを贈るなどして挑発します。
吐夢は白いバラから殺意をくみ取り、輪花に危険が迫っていることを察知。
姿を隠してバラの送り主の特定に動くのですが、イ・ソンイルのことをまったく覚えていなかったことから、なかなか気が付くことができませんでした。
イ・ソンイルは佐々木万由子を篭絡して協力者にし、伊藤愛羅を使ってイベントのマッチングツアーに輪花を誘き出し、吐夢も来るように仕向けます。
そして、島で天野と松橋、海斗とゆらを殺害。
殺害場所は、森の奥に残されていた礼拝堂でした。
イ・ソンイルの犯行が判明し、「真実の審判」にかけられる輪花と吐夢。
そこで輪花は、輪花と吐夢が異母姉弟(吐夢は輪花の父と愛人の節子の子)である事、父親の自殺を見て見ぬふりをした事、2年前のアプリ婚連続殺人事件の犯人である事を告げられます。
混乱とショックを受けつつも、愛羅と安蘭の機転でなんとか逃げ出した輪花と吐夢。
安蘭はイ・ソンイルに刺され、追いつかれたイ・ソンイルは輪花と吐夢によってボコボコに。
最後、崖のところまで逃げてきた輪花・吐夢・愛羅。
「輪花さんから与えられる“死”こそが愛の到達点」と自分を殺すように促す吐夢ですが、輪花は「運命が私たちを選んだのなら、また、あなたと共に生きる」と言い崖下の海にダイブ。
吐夢もその後を追います。
その後、輪花は浮かんでいるところを救助され、愛羅・安蘭も怪我の手当てを受けて無事。
イ・ソンイルは逮捕。
氷室瑠璃、一条克彦、高田綾子も救助されました。
そして吐夢も、密かに確保していた救命ボートでその場を後にするのでした。
「マッチング TRUE LOVE」の感想
いやもう…後半は怒涛の展開で、殺しのリレーかってぐらいのバトルロワイヤル状態!
特に脱落組については、殺人鬼がいる島からはからずも逃げられてよかったねぇ~と思ったけど、沈没事故でしっかりと殺害されているのが怖すぎる。
普通のクローズドサークルにはない狂気を感じました。
そして最後、吐夢が助かったことからも、また続編が出そうな?
なんかえらいことになっているなぁと。
父親がチャットルームを開きさえしなければ、輪花さんの人生がここまで狂うことはなかったのかなぁと思わずにいられない。
ただ、ところどころ突っ込みどころがありました。
着ぐるみで襲うシーンは少々無理がないでしょうか?
衆人環視で暴れすぎだし、いくらなんでも4人がかりでも捕まえられないのは…ちょっとご都合主義的すぎないかと。
あと、死体の移動!
誰にもみられるやり遂げるのは、なかなか厳しいのではと思わずにいられなかった。
内田英治さんの(読んだ)本
| マッチング | アプリ婚連続殺人事件と、主人公の家族の隠された秘密から起こる殺人事件。 |
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