横浜市鶴見区にある上の宮八幡神社(読み方はかみのみやはちまんじんじゃ)は、住宅街の中にひっそりと佇む地域の神社。
横浜市鶴見区が公式サイトにおいて紹介している「鶴見みどころ90」にも掲載されています。
また、鳥居近くに鎮座する狛犬の姿は迫力あり、他の神社でみかける狛犬とはまた違った風情があります。
目次
・歴史
・ご祭神とご利益
・行き方
・境内
・社殿
・境内社
・アクセス
・近くにある神社・寺
・近くのおすすめランチ・ディナー
上の宮八幡神社の歴史
創建年代は不明ですが、江戸時代に北寺尾村の鎮守社として祀られていたとされています。
そして、1873年(明治6年)には村社に列格しています。
上の宮八幡神社のご祭神とご利益
ご祭神は品陀和気命(ホムダワケノミコト)。
つまりは応神天皇(おうじんてんのう)。
応神天皇は八幡大神とも呼ばれており、武神・農耕神・厄除けの神としての信仰も厚いです。
そのため、八幡神社には五穀豊穣・無病息災・厄除け・開運などのご利益があると言われています。
昔は牛頭天王の小祠が祀られていたことから、7月15日には牛頭天王祭を。
その他、1月14日には無病息災・五穀豊穣を祈願するどんと焼き、9月15日に近い日曜に例祭がおこなわれています。
いつもは静かな境内ですが、この時ばかりは普段と180度異なる賑やかさと華やかさがあります。
上の宮八幡神社の行き方
最寄駅は、東急東横線とJR横浜線の停車駅がある菊名駅。
菊名駅から徒歩12分ほどの場所と、徒歩で行くのも難しくない場所。
駅から向かう際には、川崎と小机を結ぶ古道の一部「川崎坂」を登っていきます。
この川崎坂は別名「薬缶坂」。
その昔、この辺りに住んでいた古狸が薬缶に姿を変えて坂を転げ落ち、通る人々を驚かせていたという伝承からそう呼ばれていたそうです。
また、八幡神社の隣に無料の駐車場があります。
上の宮八幡神社の境内
住宅街の車が一台通れるような幅の道を歩いていると、突如見えてくる鳥居。
社殿は階段を上がった先にあります。
階段を上ったところには1対の獅子狛犬。
背を丸めた力強い姿と台座の彫が特徴的。
獅子狛犬は江戸流れのようですが、大きく盛り上がった猫背が他とはちょっと違うような?
獅子狛犬の目的は神様の警護ですから、屈みこんで飛びかかる動作を模しているといった話も耳にしました。
石工は飯嶋吉六。
1825年(文政8年)に作られたようです。
台座の彫はうさぎでしょうか?
それとも子供の狛犬?
楽しげな様子が凝っていて綺麗です。
手水舎は社殿の手前、右側にありました。
両サイドの木彫りが目を引きます。
上の宮八幡神社の社殿
龍の彫刻が立派な社殿。
すぐ近くにあるおみくじかけは、龍の形でしょうか?
切り抜かれている部分に結ばれていました。
上の宮八幡神社の境内社
境内社には伊勢社、稲荷大明神、聖徳太子社があります。
伊勢社の隣には神輿庫。
離れた場所、社殿の左側に稲荷大明神と聖徳太子社。
聖徳太子社の祠には、神様として鳥居の奥に太子像がありました。
上の宮八幡神社の詳細
上の宮八幡神社へのアクセス
- 各線:菊名駅より徒歩12分
上の宮八幡神社近くのおすすめ神社・寺
菊名神社 | 漆黒の鳥居が印象的な神社。鬼の「がまんさま」で有名。社殿の天井画は見事です。 |
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八杉神社 | 社殿だけでなく屋根にも注目の神社。入り口の小さな橋が目印です。 |
建功寺 | 境内は広く、とても立派なお堂があります。境内社や大きな鐘、竹林とどこをみてもきれいな風景です。 |
宗泉寺 | 植木発祥の地。念仏供養塔や地蔵菩薩、四季折々の花が楽しめる回遊式庭園があります。 |
車地蔵 | 1.6メートルの石のお地蔵様。横浜市登録有形民俗文化財の後生車があります。 |
八杉神社近くのおすすめランチ・ディナー
家帝YETI(イエティ)菊名 | 菊名駅から徒歩1分。味・メニュー・価格とコスパ最高のインド・アジアン料理店。 |
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