理系&文系の大学生コンビによる謎解きミステリーシリーズ第2弾!
三日市零さんの「鬼葛島の殺人」。
京都の無人島でおこなわれた宝探しツアーに参加し、連続殺人事件に巻き込まれる、お約束のクローズドサークルミステリーです。
酒吞童子の伝承を絡めた、実際にあってもおかしくないストーリーなのも好印象。
明らかに怪しい人物がいるのですが、それに惑わされてしまうと本当の犯人が見えなくなる。
真犯人のトリックが見事すぎて、判明した時のスッキリ感&満足感は高い作品でした。

理系&文系の大学生コンビによる謎解きミステリーシリーズ第2弾!
三日市零さんの「鬼葛島の殺人」。
京都の無人島でおこなわれた宝探しツアーに参加し、連続殺人事件に巻き込まれる、お約束のクローズドサークルミステリーです。
酒吞童子の伝承を絡めた、実際にあってもおかしくないストーリーなのも好印象。
明らかに怪しい人物がいるのですが、それに惑わされてしまうと本当の犯人が見えなくなる。
真犯人のトリックが見事すぎて、判明した時のスッキリ感&満足感は高い作品でした。

講談社から出版されている荒木あかねさんの江戸川乱歩賞受賞第一作、長編ミステリー小説「ちぎれた鎖と光の切れ端」。
アガサ・クリスティーの名作「そして誰もいなくなった」と「ABC殺人事件」をオマージュしたようなミステリー小説です。
帯に「Z世代のアガサ・クリスティー」と宣言するだけあるなぁと思う面白さ。
2部構成550ページを超える結構なボリュームでしたが、夢中になって一気読みしてしまいました。
なんとも変わっているタイトルも、最後にしっかりと納得する意味で回収されています。

東京創元社の「案山子の村の殺人」は、作中の大学生コンビ推理作家のペンネーム楠谷佑で出版されているミステリー小説です。
秩父の山奥、大雪により村全体が閉じ込められるクローズド・サークルでの殺人。
田舎の暮らしを体験するべく旅行で来ていたコンビミステリー作家で、従兄弟同士の大学生男子・理久と真舟が、推理の基本であるフーダニット、そしてハウダニットも絡めつつ謎を解いていきます。
舞台となる村の描写はとても丁寧で、自分もそこにいるかのよう。
さらに案山子の魅力についても触れており、作中に出て案山子の村が実際にあるなら見てみたいと、ちょっとした観光気分が味わえました。

下村敦史の小説「ネタバレあり 双紋島の殺人」は、冒頭で7つのネタバレが明示されているメタミステリー。
よくある「読者への挑戦状」ではなく、真相解明のため読者に推理を求めるために刊行された小説…という体で読み進めていきます。
事件に巻き込まれたミステリー作家・三雲梟馬(みくも きょうま)が実際に体験した、嵐に閉ざされた絶海の孤島「双紋島」で起きた未解決連続殺人事件。
の顛末が記されている(あくまでも作中での)ノンフィクションノベル。
冒頭に7つのネタバレが提示されているのにはちゃんと意味があります。
リアルな読者体験に近い形で読み進めていくことができる小説。
一読者として自分も「謎をといてやる」と意気込みながら楽しめた本でした。

堂場瞬一さんの警察小説ボーダーズシリーズ第3作「野心 ボーダーズ3」。
2026年秋に、沢村一樹さん主演でドラマ化された原作小説です。
このシリーズは主人公を変えて、毎回チームの一人がメインに登場。
ボーダーズ3では、高い指揮能力と仕切り能力でチームの参謀役である朝比奈が、爆破事件をきっかけに指揮官の在り方について葛藤する姿が描かれています。
タイトルの「野心」は、犯人の野心と朝比奈の野心。
同じ野心でも、全者はネガティブ、後者はポジティブと全く違います。
