ジャンプSQで連載中の加藤 和恵「青の祓魔師」34巻。
表紙はイゴール・ネイガウス先生です。
34巻では、藤堂誉の天逆毎に苦戦する志摩が、自分の強みである「人マネ」を生かした戦法で誉との戦いに決着をつけます。
そして、迷路を進む燐たちを助けるのはサタンそっくりの子供!?
サタンの血を引く燐を激しく憎んでいたネイガウス先生が、極限状態の中で見せる行動と感情の変化が見どころになっています。
そして、最後の灯台も破壊し、あとはサタンの心臓を封印するのみと、いよいよ最終局面へと突入。
…なんだけど、ライトニング・エンジェル・ルシフェルの三つ巴になっちゃう34巻です(ハラハラ)。

目次
・第162話 無双 如何様
・第163話 無双 思様
・第164話 無双 惑う
・第165話 無双 先んず
・第166話 無双 極まる
・感想まとめ
「第162話 無双 如何様」のあらすじ&ネタバレ感想
同じ黒炎使いの誉と交戦する志摩。
圧倒的な実力差から、半意識状態にして使い魔に体を預けて戦います。
とはいえやはり実力差はどうにもならず、起死回生策として、以前、誉が志摩にかけた「天邪鬼の空言」を利用。
見事逆転します。

「第163話 無双 思様」のあらすじ&ネタバレ感想
志摩の一撃を受け地に倒れた誉。
父・藤堂 三郎太が家族を皆殺しにした日の記憶がよみがえります。
天逆毎(あまのさこ)を継承できるのは誉だけだったことから、母や祖父に従い過酷な修行を受けてきた誉。
誉以外を惨殺した藤堂から「好きにしなさい」と言われるも、何をしていいのかわからない。
そんな誉の様子をみた藤堂は、イルミナティのルシフェルのもとに連れていきます。
以後、誉はルシフェルの影として動くことに。
光(ルシフェル)のためなら影(私)は幸せ…と言い聞かせてきた誉でしたが、志摩と子猫、勝呂たちの様子から思うところがあったようで…。
目を覚ました誉は、「総帥は噓つきだ」と自分の気持ちに正直になるのでした。

一方、盛大に告白し(※33巻)お互いに好きだとわかった燐としえみ。
つかの間の休憩を経て、再び出発です。
迷路の壁頂を進む燐・しえみ・雪男・出雲・メフィスト・ネイガウス。
…と、遠くからこちらを心配そうに見つめる小さな子供の存在に気が付きます。
「第164話 無双 惑う」のあらすじ&ネタバレ感想
子供の姿が見えるのは燐としえみだけ。
しかも、その姿は子供の頃のサタンそっくり。
迷路に入った時から見られていた気がするというしえみの言葉に、「罠か」と警戒するメンバー。
ただ燐だけは「隠れてるし、おびえているみたいだ」と悪いものに見えないと否定的です。
「悪魔を知りたい」「サタンと仲直りできないかな」と思っていることをぽろっとこぼす燐に慌てる雪男。
そんな燐の言葉にネイガウスは、「仲直りなど簡単に言うな」と苦しそうに言います。

歩き続けていると道が二手に分かれます。
右の道は中心に近いけれども、その前には怪しげな建物が。
左の道は特に何もないけれども、大きく遠回りに。
…と、左の道にはさっきの男の子の姿があり、「こっち」と道の先を示しています。
「罠だ!」と言うネイガウスの強い意見もあり右の道に。
建物の中にはたくさんのおもちゃ。
全員が入ると扉が閉じられ、そこにまたあの男の子が現れました。
おもちゃの山の上にある家を指さながら何かを伝えようとする男の子でしたが、大きなぬいぐるみに食べてしまいます。
すると、たくさんのおもちゃが雨のように降り燐たちを生埋めにしようとします。
が、男の子が示した家のおもちゃの扉が別の空間につながっていたことからなんとか脱出。
その先をさらに進むと、壁一面に絵が飾られた部屋に到着。
風景画の中に一枚だけ肖像画があり、そこに描かれている女性は燐と雪男の母に似ていました。
と、一枚の風景画の中に男の子姿を見つけたしえみ。
別の風景画を指さしているとわかった瞬間、その肖像画は壊れ、頭上に並ぶケースから血のようなものが大量に流れ落ちてきました。

男の子が指し示してた絵は扉になっており、そこにも道が。
進もうとするしえみに「その子供はサタンだ…なぜ信じられる!?」と問うネイガウス。
しえみは、「悪い俺もいるけどいい俺もいるから、仲直りしたい」という燐の言葉から、怖いけど信じてみたいからだと答えます。
肖像画の中には廊下が続いており、その先には家の絵。
窓には男の子がおり、下の扉を指さしていました。
扉を目指して進む一行でしたが、両側の壁がどんどん迫り体が挟まりそうに。
燐がとっさに抑え込み、先に行くように促します。
が、ネイガウスだけは行かず「ずっと、恨みに引きずられて判断を誤ってきた…」というや、自分の腕にコンパスの針を刺し、契約魔のネビロスを召喚するのでした。
「第165話 無双 先んず」のあらすじ&ネタバレ感想
契約魔のネビロスを召喚し壁を支えるネイガウス。
「俺がサタンの息子だから、助けられたくないのかよ!」と問う燐に、サタンへの怒りが消えることはないけど燐を恨んではいないと答えるネイガウス。
離れずにネイガウスも一緒に脱出する方法を模索する燐に「仲直りするんだろう」と、早くこの場から脱出するように促します。
「行け!」と叫ぶネイガウスの言葉に、弾かれるように走り出す燐。
扉を蹴飛ばして外に出たのでした。

扉を蹴飛ばして外に出ると、さきほどまであった建物は消え、サタンの大きな心臓が近くに。
魔力の強いメフィストは頭が朦朧とし、倦怠感や眠気がひどい状態。
燐は多少の影響が出ているぐらいで、魔力が強いものほど体への影響が大きいようです。
と、サタンの心臓近くにルシフェルの姿を見つけた燐。
メフィストは舌打ちすると、3つ目の灯台を破壊することを指示します。
ベルゼブブに命じられた蜘蛛王(バエル)によって灯台が破壊されると、サタンの青い炎はどんどんしぼみ下に落下。
周囲に衝撃を与え、風景を変えるのでした。
「第166話 無双 極まる」のあらすじ&ネタバレ感想
サタンの心臓が落ちたところを中心に大地がならされ平坦に。
燐たちがいるチーム以外は近寄ることができない状態になります。
サタンの心臓に向かって燐たちが走ると、その前にルシフェルが立ちふさがりました。
が、エンジェルがルシフェルに一撃をお見舞い。
燐たちを先に行かせます。

膝をつくルシフェルに剣を振り上げたエンジェルですが、そこにライトニングの一撃が。
一方、燐たちのところには腐の王・アスタロト(元白鳥)が現れます。
「お前の相手は俺たちだ」と燐と雪男が足止めし、しえみ・出雲・メフィストを先に行かせるのでした。
「青の祓魔師」34巻の感想まとめ
それにしても、ネイガウス先生の過去!
メフィストに協力するに至った経緯が壮絶です。
また、奥さんとお子さんを生き返らせようとするネイガウス先生にメフィストが言ったセリフが正論すぎ。
びしっといいこと言ってんなぁと思うも、次にはうまく丸め込んでちゃっかり自分の協力者にしてしまうのだから、いつもながらすごい悪魔だ。

そしてついに最終局面。
サタンの心臓が目の前!
でも、ライトニングの云う事を聞かずに来ちゃうエンジェル…。
気持ちはわかるけど、次巻あたりで体をルシフェルに取られちゃうような展開しか想像できない。
いつもへらっとしているライトニングも、ついにはボコボコにされちゃうか…(涙)。
ライトニングもエンジェルを殺す気まんまんでいるけど、実際に手をかけるとなると、本人も無自覚だった感情に揺れ動かされるんじゃないかなと。
そこらへんのドラマが展開されそう。
また、しえみちゃんと神木さんの活躍も楽しみです。






