江戸川乱歩賞作家、佐野広実さんの「シャドウワーク」。
DV(ドメスティック・バイオレンス)をテーマにした小説で、2025年にWOWOWで多部未華子さん主演で連続ドラマ化され、2026年9月には吉岡里帆さんと奈緒さんのW主演で映画化された原作本です。
DV夫から逃れるため江ノ島近くにある個人運営のシェルターに身を寄せた主人公の紀子と、同じ警察で働く夫からDVを受けた薫の二人の目線で語られていきます。
ちなみに「シャドウワーク」の意味とは、オーストリアの哲学者であるイヴァン・イリイチによって提唱された、社会や経済の基盤を支えるのに必要不可欠な労働なのに無報酬である労働を指す造語。
また、スピリチュアルや心理学における「シャドウワーク」では、スイスの心理学者カール・ユングが提唱した、自分自身の認めたくない部分や抑圧された無意識(シャドウ=影)に向き合い、それを受け入れて統合する作業をいいます。
まさにこの小説本にピッタリなタイトルです。

