くず餅で有名な船橋屋(亀戸天神前本店)は、いつも行列ができている人気店。
創業当時の面影を残す落ち着いた和の雰囲気の店内で甘味が楽しめるとして、特に亀戸天神社の参拝客で連日賑わっています。
かつては芥川龍之介や永井荷風、吉川英治などの文化人の方々も足を運ばれていたと、文芸作家の先生方も虜にした甘味処です。
船橋屋は亀戸天神社との縁も深く、亀戸天神社の祭事時には境内にテントが立つだけでなく、藤の花が咲く期間には開花情報を提供しています。
目次
・船橋屋とは?
・購入方法
・店内
・メニュー
・お土産(お持ち帰り)
・アクセス
・近くにある神社・寺
船橋屋とは?
1805年(文化2年)に創業。
初代船橋屋の出身地・下総国(千葉県北部)船橋は、良質な小麦の産地であったことから、湯で練った小麦澱粉をせいろで蒸し、黒蜜と黄な粉をかけて餅を作って売り出したのが始まりです。
これが大ヒット!
いつしか江戸の名物の一つに数えられるようになりました。
くず餅の原料となる小麦粉にはグルテンを取り除いた小麦澱粉のみを使用し、貯蔵槽を使用して乳酸発酵。
無添加発酵製法のため消費期限はわずか2日間となっています。
くず餅だけでなく、その甘味メニューも豊富。
自社での製品開発にも力を入れており、静岡県産・やぶきたにくず餅乳酸菌®F1805をいれた「福茶」や、山梨県産ライスミルクに江戸時代から活き続けるくず餅乳酸菌を培養して作り上げたバイオジェニックスドリンク「飲むくず餅乳酸菌」の開発・販売もおこなっています。
船橋屋の店舗は、東京都を中心に千葉県と埼玉県にあります。
カフェも併設しているのは亀戸天神前本店・柴又帝釈天参道店・松戸本土寺参道店(千葉県)のみ。
また、百貨店などへの催事で出店していることもあり、ネット通販もおこなっているので、全国どこでもいつでも船橋屋の味を楽しめます。
船橋屋(亀戸天神前本店)の購入方法
船橋屋(亀戸天神前本店)では、玄関前に藤棚が設けられており、開花の時期になるときれいな花を咲かせています。
建物のアンティーク感と合わさって、亀戸天神社の藤まつりに劣らない見栄えになります。
入り口はお土産(お持ち帰り用)とイートイン(店内召し上がり)とに列が分かれており、イートイン側には鯉が泳ぐ池が。
水もきれいでみていて癒されます。
船橋屋(亀戸天神前本店)でのイートインは最初にお会計となるので、待っている間に注文するメニューを決めておきます。
メニューは用意されているので、待ち時間にゆっくりと吟味。
「今日はこれかな~」とルンルン気分です。
そして、呼ばれて店内に入ると、まずはレジに。
注文・会計後、いただいた番号札を持って席に。
席の案内は特になく自由に選んで座れます。
船橋屋(亀戸天神前本店)の店内
店内は、真ん中に長テーブル、壁際に2~4名のテーブル席、そして引き戸を隔てた中庭?にテーブル席とあり。
中庭?に続く扉の上には、船橋屋の黒蜜を気に入っていた常連客・吉川英治氏が書いた看板。
ケヤキの一枚板に見事な墨書で「船橋屋」と書かれています。
船橋屋(亀戸天神前本店)のメニュー
席に座ると、待っていましたとばかりにお茶が運ばれてきました。
そして、少し時間をおいて注文した品も。
今回は「藤まつり限定(本店限定)藤のおしるこミニくず餅付き」と、定番の「くず餅」です。


「藤のおしるこ」は、もちもちの柔らかい白玉に濃厚な紫芋の餡。
たっぷりの小豆がはいっており、見た目濃厚ですがさっぱりしていて食べやすい。
そしてくず餅は柔らかく、甘めの黒蜜が最高にあっています。
程よい甘さでペロリと食べられちゃいます。
皆さんがいつも並んでいる理由がわかる気がします。
船橋屋(亀戸天神前本店)のお土産(お持ち帰り)
イートインで食べた帰り、お土産として購入される方も多数あり。
今回は定番のくず餅を家族用に1箱。
「元祖くず餅小箱 1~1.5名様用/24切れ」です。
購入時、賞味期限について説明してくれるのがありがたいですね。
帰宅後、さっそく中をみてみると、たっぷりのくず餅に黒糖・きな粉!
くず餅には切り目が入っているので分けやすくなっていました。
その量は2~3人前じゃないのかなぁと思うほどでした(確かに店舗で出している量からしたら1~1.5人前かも!?)。

船橋屋(亀戸天神前本店)の詳細
船橋屋(亀戸天神前本店)へのアクセス
- JR総武線・地下鉄半蔵門線:錦糸町駅より徒歩12分
- 公式サイト:https://www.funabashiya.co.jp/
船橋屋(亀戸天神前本店)近くのおすすめ神社・寺
亀戸天神社 | 受験生に人気の菅原道真公を祀る藤の名所。東京十社の一つです。 |
---|---|
千種稲荷神社 | 錦糸公園の一角にある正一位稲荷。関東大震災や東京大空襲も逃れた縁起のいい神社。 |