毎年5月、金土日の3日間にわたって斎行される浅草神社の三社祭(読み方はさんじゃまつり)は、浅草の初夏の風物詩として有名な例大祭です。
浅草の街全体がいつも以上に活気付き、3日目の神幸祭では3基の宮神輿と町内会の神輿が広い範囲で渡御。
あっちにいってもこっちにいっても、どこを歩いていても神輿渡御に遭遇するほどです。
ちなみに、浅草神社といえばこち亀。
第197巻では、東京の祭りの楽しみを両さんが婦警にレクチャーするシーンで三社祭が取り上げられているます。

目次
・三社祭のスケジュール
・本社神輿渡御の様子
・町内神輿連合渡御の様子
・屋台
・浅草神社境内の混雑具合
・奉納舞踊
・限定御朱印と限定グッズ
・通行止め(駐車禁止エリア)
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
・近くのおすすめグルメ
三社祭のスケジュール
三社祭は金土日の3日間がピックアップされていますが、前日の木曜から始まっています。
木曜の夜に本社神輿へ浅草神社の御神霊を移す儀礼「本社神輿神霊入れの儀」を斎行。
そして金曜に、大行列、びんざさら舞奉納、各町神輿神霊入れの儀。
土曜に例大祭式典、町内神輿連合渡御、子之宮渡御(子供神輿)、巫女舞奉奏。
最終日の日曜は、本社神輿三基が境内より宮出しし本社神輿各町渡御。
神楽殿では巫女舞奉奏や奉納舞踊、太鼓奉演がおこなわれ、夕方には本社神輿三基が宮入りし本社神輿御霊返しの儀がおこなわれ終了となります。
日程や詳細なタイムスケジュールについては、公式サイト「三社祭」で確認できます。
当日の様子はYouTubeでライブ配信もされていますので、リアルタイムで楽しむ事ができます。
三社祭の本社神輿渡御の様子
3日目の神輿渡御では、午前4時前から関係者が集まり本社神輿の宮出しに取り掛かります。
各種儀式を斎行し、本社神輿3基午前7時頃に浅草神社から発進。
境内だけでなく一之宮は南部、二之宮は東部、三之宮は西部と3つのルートに分かれ、それぞれに設定されたエリア内のコースを練り歩き、18時30分頃に浅草神社へ戻ってきます。
↓9時過ぎ、雷門(風雷神門)近くを渡御する一之宮。
↓12時頃、商店街アーケード内(すしや通り)を渡御する一之宮。
先頭には天狗様が!?
天狗様は天孫降臨の際に先導を務めた神様・猿田彦大神を示しており、神幸行列の先導をされることが多いそうです。

ちなみに、三社祭の数日前には宮神輿3基が鎮座していた神輿殿では、夜に宮神輿が宮入するまでもぬけの殻。
宮神輿が出ている中でも、そこに漂う雰囲気は違います。


三社祭の町内神輿連合渡御の様子
浅草の街のいたるところで町内神輿連合渡御に遭遇!
雷門の前で。
雷門柳小路で。
伝法院通りでも。
言問通りでは、車が走っている隣を渡御。

車が通る場所では、警察官の誘導に従って神輿が練り歩いていました。
吉原弁財天本宮近くでは、和太鼓による演奏が。
厄や災いを追い払ってくれそうな力強い演技でした!
三社祭時の雷門(風雷神門)と宝蔵門(仁王門)
三社祭の際、雷門(風雷神門)と宝蔵門(仁王門)の大提灯は、神輿渡御で神輿が通過するため折りたたまれます。
台風時にも安全のために畳まれることもありますが、畳まれた大提灯は普段なかなか見ることがないレアな姿です。
↓雷門(風雷神門)
↓宝蔵門(仁王門)
三社祭の屋台
浅草寺の宝蔵門(仁王門)横や浅草神社の周辺、五重塔や淡島堂の周辺など、いたるところに屋台がズラリ。
たくさんの屋台が出店しており、その数は100店舗以上!?
周辺にもお店がたくさんあるので、食事などに困る事はありません。
浅草神社境内の混雑具合
朝早い時間から多くの参拝客で賑わっていますが、午後になるほど歩くのが困難になるほどの混み具合に。
朝9時半ごろに参拝した時の混み具合はそこそこ。
雷門から本堂までは人とぶつかることなく歩けました。
浅草寺本堂前も余裕があります。
浅草神社もそこまで待たずに参拝できます。
14時前に再び参拝したところ、雷門から仲見世通りは渋滞のような込み具合!
なかなかの混雑具合です。
浅草寺本堂の周辺には、歩き疲れたのか、はたまた高みから見学しているのか、多くの人が鈴なりになっていました。
浅草神社も長い列。
被官稲荷神社の隣、駐車場には馬一町会?の神輿とお馬さんが。
浅草神社の奉納舞踊
神楽殿で14時から、巫女舞奉奏、奉納舞踊、太鼓奉演と奉納舞踊がおこなわれていました。

三社祭の限定御朱印と限定グッズ
三社祭の期間中は、三社祭特別御朱印(3日間限定)が用意されています。
ただ、特別御朱印は御朱印帳に貼付する形でのお頒かちになるので御朱印帳は必須!
紙のみでの頒布には対応していません(御朱印帳を一緒に拝受するなら大丈夫)。
また、御朱印の授与は社務所ではなく、テントが張られた専用スペースが用意されています。
テント内通路には用紙が準備されており、希望の御朱印のところに「レ」点を入れて巫女さんに。
番号が呼ばれたら受け取りです。
9時半ごろはまだそこまで列は長くありませんでしたが(上の写真)、14時前に来たときはさらに列が伸び混雑。
混雑を避けるなら午前中の早い時間に来るのがおすすめです。

参道の近くでは、三社祭の限定グッズの手ぬぐいやきんちゃく袋、ガイドブックなどが用意されていました。
限定記念御朱印帳も!?
浅草神社の通行止め(駐車禁止エリア)
日曜の三社祭の神輿渡御では、雷門通り・馬道通り・並木通りがお祭り広場として駐車禁止エリアになり、歩行者天国化していました。
浅草神社の詳細
浅草神社へのアクセス
- 東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線:浅草駅より徒歩7分
- 東武線:浅草駅より徒歩7分
- つくばエクスプレス:浅草駅より徒歩10分
- 浅草神社公式サイト:https://www.asakusajinja.jp/
- 三社祭公式サイト:https://www.sanjasama.jp/
浅草神社の主な行事・お祭り
- 1月:初詣、歳旦祭、元始祭、成人式奉祝祭
- 2月:節分祭追儺式、紀元祭、祈年祭
- 3月:被官稲荷神社例大祭
- 4月:花塚慰霊祭、扇塚慰霊祭
- 5月:浅草神社例大祭(三社祭)
- 6月:夏越の大祓
- 7月:夏詣
- 9月:敬老長寿祭
- 10月:神嘗奉祝祭
- 11月:七五三奉祝祭、新嘗祭
- 12月:年越の大祓、除夜祭
- 毎月1日:月次祭(1月以外)
浅草神社近くのおすすめ神社・寺
浅草寺 | 東京最古の寺の観光名所。雷門や五重塔など風情あふれる建造物がたくさんあります。 |
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駒形堂 | 浅草寺発祥の霊地に建つお堂。毎月19日が縁日でご開帳されています。 |
牛嶋神社 | 立派な三ツ鳥居がある神社。撫で牛やライトアップで知られています。 |
三囲神社 | ライオン像が鎮座する三井グループの守護神。コンコンさんもかわいらしい。 |
待乳山聖天 | 聖天さま独特の秘法である浴油祈祷で有名。お供え物は大根です。 |
浅草富士浅間神社 | 富士山を登った事に成る子授かり守の浅間富士があります。本務社は浅草神社。 |
浅草神社近くのおすすめカフェ・食事処
SmileSpice | 発酵食とスパイスで作るカレー。数種類を盛る「あいがけ」も。 |
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