恐怖の実態に迫る!京極 夏彦「猿」

光の当たり方で猿の姿が浮かび上がる金の箔押し仕様と、インパクトのある装幀が目を引く京極夏彦の長編小説「猿」。
1冊で完結するノンシリーズ作品です。

雑誌「怪と幽」で連載され、本書では大幅な書き下ろしが加えられています。

ミステリー・ホラー作品に分類されることが多いですが、京極夏彦さん的には「猿」をホラー作品と明確に分類されていないのだとか。

ホラー小説的なモチーフを使った、「恐怖とは何か」につて語るテーマ作品?(このブログではホラーに分類)

最初から最後まで、対話をメインに理由や実体のない「恐怖」という感情そのものの本質に迫っています。

京極 夏彦「猿」

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奇妙なノンフィクション!五十嵐 貴久「リカ / リアル」

「リカ / リアル」は、人気ホラー小説「リカ」で作家デビューされた五十嵐貴久が、当時の日記をもとに、自身の身に起きた奇妙な出来事を描いたモキュメンタリー風ノンフィクション小説。

ちなみに、「リカ」はホラーサスペンス大賞を受賞した「黒髪の沼」を改題した作品です。

当時体験した奇妙な出来事をベースに、デビュー当時の初々しい作家生活と、会社員として出版社で働かれていた話もリアルに描写。

見知っている本のタイトルが出ると、「こんな風に書かれていたんですね!?」と、本作とはまた違う面白さが楽しめた一冊でした。

五十嵐 貴久「リカ / リアル」

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人気バンドメンバー消失事件!堂場瞬一「夢の終幕 ボーダーズ2」

堂場瞬一さんの警察小説ボーダーズシリーズ第2作「夢の終幕 ボーダーズ2」。
2026年秋に、沢村一樹さん主演でドラマ化された原作小説です。

このシリーズは主人公を変えて、毎回チームの一人がメインに登場。
ボーダーズ2では、ITやバイクなどメカに強い最上!

人気急上昇中のロックバンド「FOT」が、長野県松本でのライブを終えた帰り道にツアーバスごと忽然と姿を消し、事故か誘拐か判然としない中、所属事務所の意向から秘密裏に始まる捜索。
メンバーは見つかるものの、付き添っていたマネージャーの変死体が発見されます。

バンドメンバーたちが追い求めた「夢」の裏に隠れる残酷な犯罪を、最上たちSCUが暴きます。

堂場瞬一「夢の終幕 ボーダーズ2」

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幻想的な世界観!森見 登美彦「シャーロック・ホームズの凱旋」

「夜は短し歩けよ乙女」や「熱帯」で知られる森見 登美彦さんの「シャーロック・ホームズの凱旋」。

キャッチコピーは「天から与えられた才能はどこへ消えた?」

スランプに陥ったホームズとワトソンが、「ヴィクトリア朝京都」という架空の京都を舞台に大迷走。

「シャーロック・ホームズ」シリーズのメアリ・モースタンやアイリーン・アドラー、モリアーティ教授などが個性豊かなキャラクターとして登場する、前代未聞の「世にも奇妙なホームズ譚」です。

森見 登美彦「シャーロック・ホームズの凱旋」

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妄想と現実のミステリ!深木 章子「猫には推理がよく似合う」

お洒落な表紙が目を引く深木 章子さんの「猫には推理がよく似合う」。
タイトルと表紙通り、猫のスコティが推理を披露します。

スコティに関する描写が詳細で、まるで目の前にスコティがいるよう感じられ、本当にこんな猫ちゃんがいたらいいのにと妄想させられました。

猫が推理する話なのかなと思いきや、他作品でもお馴染みの睦木弁護士が華麗に推理・解決。
軽い気持ちで読んでいたら、とてつもないオチが待っていました。

まさに仕掛け満載の本格ミステリです。

深木 章子「猫には推理がよく似合う」

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