稲毛神社(読み方はいなげじんじゃ)でおこなわれる「酉の市」は、境内にある大鷲神社の例祭です。
11月の酉の日には「酉の市」を開き、大鷲神社前で祭典を斎行。
境内にて福を集める「熊手」、それを計る「枡」、蓄える「俵」などの縁起物をお分かちし、お祭りでおなじみの屋台も出店とにぎやかです。
また、酉の市限定御朱印の頒布もあり。
ただ、こちらは限定で数十枚と少ないです。
目次
・酉の市の様子
・境内社・大鷲神社
・稲毛神社の拝殿
・御神木大銀杏
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
稲毛神社の酉の市の様子
JR線川崎駅もしくは京浜本線京急川崎駅が最寄り駅。
市役所通りを徒歩で約10分ほどの場所、第一京浜沿いに鎮座しています。
酉の市の日には、参道にズラリと並ぶ屋台。
その数はそう多くはないですが、時折太鼓の音や賑やかな声が上がりお祭りの雰囲気はバッチリです。
各熊手の屋台では、小さいのから大きいのまで多数の熊手がズラリ。
熊手(四寸~一尺)と置物(俵、帆掛け、宝舟)とあり、その価格帯は大体8千円~9万円ほど。
屋台内には作業をする方が控えており、お客さんからの注文を受けていました。
リアルに組み立てていく?様子に、道行く人も立ち止まっています。
また、稲毛神社の屋台も出でおり、熊手屋さんよりかは小規模な熊手をいくつか用意されていました。
もちろん、お守りやお札なども揃っています。
稲毛神社の境内社・大鷲神社
大鷲神社(おおとりじんじゃ)では、日本武尊(やまとたけるのみこと)をお祭りしています。
社名の「おおとり」が「大取り」に通じていることから、商売繁昌・家内安全のご利益があると信仰されています。
大鳥神社の鳥居の両サイドには大きな熊手がドーンと置かれていました。
稲毛神社の拝殿
普段の参拝は夕方までですが、酉の市の日は遅くまで参拝が可能。
拝殿横にはテントが張られていました。
稲毛神社の御神木大銀杏
御神木の大銀杏もライトアップされ、昼とは違った雰囲気。
大銀杏の周囲には、ブロンズでできた十二支の像がズラリと並び、各干支についての説明書きも。
けっこうズバッと物申しているところもあり、なかなか読みごたえがあっておもしろいです。
稲毛神社の詳細
稲毛神社へのアクセス
- 京急本線:京急川崎駅より徒歩6分
- JR線:川崎駅より徒歩10分
- 公式サイト:https://takemikatsuchi.net/
稲毛神社の主な行事・お祭り
- 1月:元旦祭、古式勝祈祷、歳旦祭、有名人慈善絵馬展、成人祭
- 2月:節分祭
- 3月:春季祖霊祭
- 4月:稲荷講さくらまつり
- 6月:水無月大祓式
- 8月:例大祭(川崎山王まつり)
- 11月:七五三祝祭、酉の市(昼は菊花展)
- 12月:大晦日大祓式、除夜祭、古神札焼納祭
稲毛神社近くのおすすめ神社・寺
新田神社 | 稲毛神社が管理する武将・新田義貞を祀る神社。義貞像あり。 |
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中島八幡神社 | 江戸時代初期にはあったとされる神社。稲荷神社や庚申堂、正岡子規の句碑もあり。 |
大島八幡神社 | 御祭神は誉田別命。日露戦争の勝利を祝った砲弾狛犬が奉納されています。 |
ラゾーナ出雲神社 | ラゾーナ川崎プラザ4階・屋上緑地に鎮座する、出雲大社の分社。前工場が安全と繁栄祈願のため分祀。 |