相模川にかかる馬入橋の手前に鎮座する高野山真言宗「神戸山流入院 蓮光寺 (読み方はれんこうじ)」。
または「馬入山 蓮光寺」。
相州新西国三十三観音霊場第18番札所であり、巡礼歌は「いやましに 神戸のちかいあつくして 仏をおがむ 身こそたのもし」です。
大きなサボテンが特徴的な寺院で、湘南ひらつか七福神めぐりの一寺として布袋尊を祀り、境内には願い事の是非を問う「持ち上げ地蔵」があります。
また、秋の七草の萩が咲くお寺です。
目次
・歴史とご本尊・ご利益
・山門
・本堂
・末社
・七福神と宝船
・持ち上げ地蔵
・六地蔵と延命地蔵
・丁髷塚
・御朱印
・アクセス
・近くにある神社・寺
・近くのおすすめグルメ
蓮光寺の歴史とご本尊・ご利益
創建は1620年(慶長6年)。
宗派は高野山真言宗。
総本山は高野山金剛峯寺(和歌山県伊都郡高野町)。
宗祖は弘法大師(空海)。
ご本尊は不動明王です。
平塚八幡宮の供僧を兼帯しており、馬入神明社や一宮寒川神社ともかかわりがあります。
蓮光寺の山門
相模川にかかる馬入橋の手前に鎮座。
相模川の河口付近の下流は馬入川と呼ばれているそうです。
道路を挟んで向かい側に駐車場があります。
山門は、高野山総本山の金剛峯寺東京別院(旧徳川幕府江戸在藩所、長寿寺)より拝領・移築。
蓮光寺の本堂
近代的な建物に、大きなサボテンが目を引く本堂。
ご本尊は檀家の方のみが拝観可能だそうです。
蓮光寺の末社
本堂の前、左側には、左側から末社・七福神(布袋尊)・持ち上げ地蔵・宝船・六地蔵・延命地蔵と並んでいます。
末社はなにの神様が祀られているのかは不明…。
子連れの狛犬が両サイドに鎮座していました。
蓮光寺の七福神と宝船
蓮光寺は湘南ひらつか七福神めぐりの一寺として、七福神中の中でも唯一実在したといわれている和合の神・至福の象徴「布袋尊」を祀っています。
そのご利益には、財運や夫婦円満、子宝、無病息災、商売繁盛、開運、良縁などなど。
近くには七福神が乗った宝船も。
また、秋の七草は「萩」です。
湘南ひらつか七福神めぐりは以下。
・毘沙門尊天…要法寺
・大黒尊天…妙安寺
・弁財天…平塚八幡宮
・布袋尊…蓮光寺
・恵比寿神…平塚三嶋神社
・福禄寿…善性寺
・寿老尊…長楽寺
蓮光寺の持ち上げ地蔵
布袋尊の隣に鎮座する高さ3cmほどの地蔵座像。
心の中で願い事を念じながら後ろから抱き上げて持ち上げ、軽く感じたら願いが叶う、重く感じたら叶わないと言われているお地蔵様さまです。
「抱き地蔵」とも呼ばれています。
蓮光寺の六地蔵と延命地蔵
宝船の後方右側には、延命地蔵を真ん中に左右に六地蔵。
蓮光寺の丁髷塚
また、墓地の一角には丁髷(ちょんまげ)塚があります。
昔は「首塚」と呼ばれていたとか。
昔、コウノマチ(国府祭)からの帰りに若者同士が喧嘩になり、神輿を馬入川に投げ込んでしまいます。
喧嘩をした馬入の若衆16人には、厳しい取調から打首断罪の判決が下されたのですが、丁髷だけを切り落とし打首としました。
丁髷塚は大岡裁きによって築かれたものであり、髪が遺体の代わりをしています。
ちなみに、蓮光寺のすぐ近くにある明治創業の献上銘菓処「弘栄堂」では、「ちょんまげ最中」を販売しています。
栗入り粒あん、白あんの2種類です。
蓮光寺の御朱印
御朱印(ご本尊と布袋尊)は、本堂右手の庫裏でいただけます。
ご本尊の御朱印には、人を正しい道に導くとされる「不動明王」を表す梵字「カーン」が記されています。
湘南ひらつか七福神めぐりの御朱印では、各寺社にて専用の御朱印用色紙を販売しています。
色紙代が500円、各寺社御朱印代が300円。
ちなみに、御朱印用紙には干支仕様のものや、色紙だけでなく巻物タイプなども用意されています。
また、湘南ひらつか七夕まつりに合わせて、湘南ひらつか七福神会による七夕御朱印が配布されています。
湘南スターモール商店街のイメージキャラクター「湘南ひこまるくん」と「ひらつかナナ姫ちゃん」入りです。
蓮光寺の詳細
蓮光寺へのアクセス
- JR各線:平塚駅より徒歩20分
蓮光寺近くのおすすめ神社・寺
平塚八幡宮 | 公園風の境内にはカモやアヒル、神馬がいます。八社詣のスタンプラリーもあり。 |
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平塚三嶋神社 | 湘南ひらつか七福神めぐりの一社。えびす神像の鯛を撫でて福を! |
善性寺 | 平塚七福神の福禄寿がいる別名「湯呑寺」。本堂ステンドグラスの扉は必見。 |
蓮光寺近くのグルメ
湘南スープカレー海月kurage | たっぷり野菜とオリジナルスパイスのスープカレー。辛さやスープ、ライスの量が選べます。 |
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ネパール&インドレストラン「ハッピー」 | 美味しい&安い!豊富なセットメニューのナンとライスはお替り自由! |