長谷寺の奥、山の斜面に作られた眺望散策路(読み方はちょうぼうさんさくろ)は、毎年6月中旬頃になると約40種類2500株の色とりどりのアジサイが楽しめるあじさいの名所。
紫やピンク、青など色とりどり。
咲き方もさまざまで、別名「あじさい路」とも呼ばれています。
また、つづら折りに続く緩やかな階段を上っていくと相模湾と由比ヶ浜の眺望がみられ、あじさいシーズン外でも人気のスポットとなっています。
目次
・入場料
・入り口
・眺望散策路から見える風景
・千手観音
・水子塚
・アクセス
・主な行事・お祭り
・長谷寺境内案内
・近くにある神社・寺
眺望散策路の入場料
通常、眺望散策路に入る為の入場料はかかりません。
あじさいシーズンは別途入場料(整理券:小学生以上500円)が必要となり、山の斜面であることからも混雑時は入場規制があります。
早い時間に売り切れてしまう事もあるほど。
購入できても入場するまでに時間がかかる場合、長谷寺の外に出ることもできます(通常はできない)。
ちなみに、インターネットで日時指定券の購入もできます。
眺望散策路の入り口
観音ミュージアムの左側、四天王像近くには眺望散策路の入り口があります。
一方通行ですが、お墓参りの方は別。
眺望散策路から見える風景
階段を上っていくと、眼下に経蔵が見えてきます。
歩道は山の斜面をうまく使って整備されており、少しずつ上に。
木々の間から、鎌倉の街並みや相模湾の海を一望できます。
眺望散策路の千手観音
途中には千手観音。
観音山に華を咲かせたいと願う老師がある晩、一人の童女が「この山に花を咲かせ給え」と願う夢を見ます。
夢の中で山神・地の神・雨の神・風の神とあらわれ、観音山を紫陽花で埋め尽くします。
翌朝目覚めると、山は絢爛な華の山に。
その際、老師が感謝の意を込めて祀ったのがこの千手観音なのだそうです。
眺望散策路の水子塚
眺望散策路の出口前には水子塚。
ちなみに、出口には「侵入不可」「出口」と書かれた案内が置かれています。
普段は入り口がなかなかわかりにくくかったりする(私も最初は入り口に気がつかなかったので探しました!)ので、間違えて(いや、無視して?)ここから入ってくる方も。
階段は狭く急なところもあるので、安全のためにも是非案内に従って入り口から入っていただければと思います。
長谷寺の詳細
長谷寺へのアクセス
- 江ノ電:長谷駅より徒歩5分
- 公式サイト:https://www.hasedera.jp/
長谷寺の主な行事・お祭り
- 1月:万灯祈願会、初観音
- 2月:節分会(追儺会)
- 3月:春季彼岸会
- 4月:灌仏会(花まつり)、かまくら長谷の市(春季)
- 5月:弁財天縁日
- 6月:阿弥陀会、かきがら稲荷大祭
- 7月:観音施餓鬼会
- 8月:四萬六阡日大功徳日
- 9月:秋季彼岸会、大黒天縁日
- 10月:かまくら長谷の市(秋季)
- 11月:写経清浄会
- 12月:観音御足参り・歳の市、奉納餅つき会、除夜会
- 毎月18日:観音会
長谷寺境内案内
本堂(観音堂)・阿弥陀堂 | 長谷寺の中心的お堂。本尊・長谷寺式十一面観音菩薩像が祀られています。 |
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かきがら稲荷 | 本尊十一面観音像をお守りするために付着したかきがらを祀っています。 |
地蔵堂 | 子孫繁栄のご利益をお授けする福徳地蔵他、多数のお地蔵さまが並びます。 |
大黒堂・弁天堂 | 鎌倉・江の島七福神の一つ。出世・開運授け大黒天、さわり大黒天、福徳弁才天が祀られています。 |
弁天窟 | 弘法大師参籠の地と伝わる弁天窟。窟内壁面には弁財天と十六童子、宇賀神が祀られています。 |
観音ミュージアム | 観音菩薩に関する教えを分かりやすく展示しています。 |
海光庵 | 長谷の街並みや由比ガ浜のパノラマが広がる食事・甘味処。 |
長谷寺近くのおすすめ神社・寺
鎌倉大仏殿高徳院 | 鎌倉大仏(阿弥陀如来坐像)がある鎌倉の人気観光スポット。 |
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光則寺 | 何世紀もの歴史を持つ仏教寺院。美しい庭園と四季折々の木々が美しい境内。 |
甘縄神明宮 | 頼義が祈願して八幡太郎義家を授かったといわれる源氏ゆかりの神社です。 |
収玄寺 | 四条金吾の屋敷跡に建てられた日蓮宗の寺院。四条金吾邸趾の記念碑の揮毫は東郷平八郎です。 |
御霊神社 | 宝物殿に江の島七福神の福禄寿が祀られている歴史ある神社。紫陽花の名所でもあります。 |