歌川広重の浮世絵「名所江戸百景」にも描かれた藤の名所である亀戸天神社は、「新東京百景」の一つでもあります。
4月中旬頃から藤の花が咲き始めることから、毎年「亀戸天神藤まつり」が開催されています。
2024年の開催期間は4月6日(土)~4月30日(火)。
両国に用事あったので、最終日に近い29日(昭和の日)に寄ってみました。
亀戸天神社は、学問の神様である菅原道真を祀る神社。
360年と長い歴史があり、藤はその創建時から植えられていたというのですからすごい。
江戸時代には「亀戸の五尺藤」「亀戸の藤浪」と讃えられ藤の名所に。
歌川広重など、浮世絵の題材としても取り上げらていました。
GWの亀戸天神社は激混必須!
亀戸天神社に近づくにつれて増える人の数!
鳥居からすでに人の列が出来上がっています。
ここから拝殿まで続いているという恐怖。
太鼓橋の男橋・女橋はすでに人の列で埋め尽くされており、なかなか進めていません。
藤は部分的に見ることはできますが、もうほどんどが見ごろを終え、清々しい緑の景色に。
これはこれで気持ち良い風景ですね。
ヘタレな私は筆塚や松尾芭蕉の俳句、花園社が並ぶ道を通って拝殿に。
今回は参拝はあきらめ、遠くから眺めるだけに。
こちらの道には出店がズラリと並んでおり、多くの人で賑わっていました。
拝殿の周辺にはテーブル席などが設けられており、多くの人が休まれていました。
スカイツリーがきれいに見えます!
亀戸天神社の境内
今回は拝殿は拝めませんでしたが、その分、境内をゆっくりと見させていただきました。
手水舎では、亀が水を出していました!
尾(?)が変わった形で、なんとも優雅な感じ。
手水舎の向かいには、幼少時の菅公像。
5歳の頃に庭園で詠まれた和歌を刻してあるとのこと。
いやはや…さすがです!
和歌って5歳で読むものなの!?
菅公像の隣には、鷽の碑(うそのひ)。
そして、本殿向かって左側には新牛。
菅原道眞公を祀っている神社では、神牛は定番。
亀戸天神社の新牛は、親しく触れることにより病を治し、知恵を授かるといわれているそうです。
私もなでなでさせていただきました。
神楽殿では何か催しがされていたのか、たくさんの方が始まる前からいまかいまかと待っていました。
亀戸天神社の境内社・御嶽神社
本殿には参拝できませんでしたが、菅原道眞公の学問の先生を祀っている御嶽神社には参拝できました。
火災除、雷除、商売繁盛、開運の神様です。
どうやら、今年の藤の見頃は20日前後だった様子。
キレイに咲いている様子をみるのであれば、ゴールデンウイーク前の平日に参拝したほうがいいのかもしれません。
来年はその頃を狙ってきたいなぁ。
亀戸天神社の詳細
亀戸天神社へのアクセス
- JR総武線:亀戸駅北口より徒歩15分
- JR総武線・地下鉄半蔵門線:錦糸町駅北口より徒歩15分
- 公式サイト:http://kameidotenjin.or.jp/
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