関東三大稲荷の一社・白笹稲荷神社には、主祭神を祀る本殿の他、末社が複数鎮座。
拝殿の右側から続く千本鳥居を通った先に東末社・狐塚・権兵衛稲荷(西末社)・祖霊社とあり、いずれにもたくさんの狐像が。
それぞれが個性的な顔立ちをしており、頭巾や前掛けをつけている姿からからも大切にされているのがうかがえます。
なかには、ちょっと歴史的にも珍しい狛狐も!
ちなみに、白笹稲荷神社ではお正月や初午祭などの祭事の際には油揚げが奉納されますが、東末社や祖霊社でも奉納されている様子が見られます。
目次
・千本鳥居
・東末社
・狐塚
・権兵衛稲荷(西末社)
・祖霊社
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
白笹稲荷神社の千本鳥居
拝殿と南はだの村七福神・寿老人のお社に挟まるように並ぶ千本鳥居。
その先は木々が生い茂り神秘的な雰囲気。
白笹稲荷神社の東末社
ご祭神に草木の精霊を祀る末社(草祖社・木祖社)。
近年ではパワースポットとしても人気です。
また、こちらにはコンクリート製の狐様が鎮座。
1872年(明治5年)にイギリスから初めてコンクリートが輸入された時、そのコンクリートで造った歴史的にも大変貴重な狛狐です。
白笹稲荷神社の狐塚
立派な鳥居の先には、たくさんの狐様と小さなお社。
いろんな狐様がいらっしゃいます。
白笹稲荷神社の権兵衛稲荷(西末社)
茨城県の神栖市にて、代々庄屋を務めていた安藤家の当主が「権兵衛」と名乗っていた事に由来しているのだとか。
もともとあった西末社を合祀し、権兵衛稲荷として祀られたそうです。
ご祭神は宇迦御魂命(うかのみたまのみこと)。
生活全般のご利益があると言われています。
立派な石作りの鳥居の前後に、帽子や前掛けが掛けられたお顔立ちも異なる2対の狛狐が鎮座。
白笹稲荷神社の祖霊社
本殿の左後ろの辺りに鎮座。
社の両サイドには拝殿と同じ竹筒があり、正月や初午祭の際などには奉納された油揚げが吊るされています。
白笹稲荷神社の詳細
白笹稲荷神社へのアクセス
- 小田急小田原線:秦野駅より徒歩22分
- 公式サイト:https://shirasasa.or.jp/
白笹稲荷神社の主な行事・お祭り
- 1月:歳旦祭、新年安全祈願
- 2月:例大祭(初午)、二の午祭、三の午祭、建国祭、祈年祭
- 3月:祖霊祭(春分祭)
- 6月:夏越大祓
- 7月:七夕祭
- 9月:祖霊祭(秋分祭)
- 10月:神嘗奉祝祭
- 11月:七五三祭、新嘗祭
- 12月:年越大祓、除夜祭
白笹稲荷神社近くのおすすめ神社・寺
出雲大社相模分祠 | 縁結びの神様として有名な「関東のいずもさん」。 |
---|---|
浄圓寺 | 曹洞宗の寺院。南はだの村七福神・布袋尊と鶴亀めぐりのひとつです。 |
今泉神社 | 住宅街の中にある大きな神社。春は桜がきれいで、例大祭では賑やかです。 |
太岳院 | 相模新西国三十三観音霊場で、安藤忠雄氏設計のお寺。秦野七福神・福禄寿あり。 |
秦野福寿弁財天社 | 震生湖沿いにある神社。急坂の下に鎮座する自然の中の弁財天様。 |