横浜最古の寺院としても名高い「瑞應山 蓮華院 弘明寺(読み方はぐみょうじ)」は、インドの善無畏三蔵法師が仏教を広めるために開創された1300年の歴史ある古刹。
坂東観音霊場14番札所です。
京急本線弘明寺駅と横浜市営地下鉄ブルーライン弘明寺駅とどちらからも行けるアクセスの良い場所に鎮座。
弘明寺かんのん通り商店街が近く、この時期は買い物はもちろん桜も一緒に楽しめます。
4月のお釈迦様の誕生日を祝う花まつりは、8日に近い土日もいれた3日間の開催。
境内に設置されたテントでは甘茶接待・開運豚汁販売・東北能登物産展。
境内の一角ではアーティストを呼んだステージパフォーマンスや特別講演などのイベントも(整理券の配布は要確認)。
また、毎月8の日(本尊十一面観音様ご縁日)におこなわれる護摩焚き(護摩修業)もおこなわれます。
目次
・花御堂(誕生仏稚児像)
・手水舎
・甘茶接待・開運豚汁販売・東北能登物産展
・境内の桜の開花状況
・花まつり限定御朱印
・駐車場
・弘明寺かんのん通り商店街の桜まつり
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
弘明寺の花御堂(誕生仏稚児像)
誕生仏稚児像が置かれた花御堂は、本堂と香炉の間に設置されていました。
沢山のお花で飾られた花御堂の中にはお釈迦様。
そのお姿は、右手を上に向けた「天上天下唯我独尊」です。
このお釈迦様に、四方から甘茶をかけます(甘茶ご接待)。
もちろん、境内では飲むための甘茶をいただくこともできます。
甘茶ご接待をしたら、その先の本堂に。
ご本尊は、一刀三礼(一刀刻む毎に三度礼拝する)にて彫刻祈願された木造の十一面観世音菩薩立像(国指定重要文化財)。
家内安全や病気平癒、厄除け、商売繁盛などのご利益(ご神徳)があると言われています。
お参りの仕方は、鰐口を二度打ちして合掌。
頭を下げ、ご本尊様の姿を念じ「南無観世音菩薩」とお唱えします。
弘明寺の手水舎
フクロウさんとゾウさんから水が流れている手水舎には、花が散りばめられていました。
甘茶接待・開運豚汁販売・東北能登物産展
梵鐘の近くには甘茶接待・開運豚汁販売・東北能登物産展のテント。
甘茶接待では、ご志納を納めて甘茶をいただきました。
甘茶接待・とん汁販売は3日間とも無くなり次第終了予定ですので、早めの参拝が吉ですね。
近くには、座って休めるようにベンチがズラリと並んでありました。

弘明寺の桜の開花状況
花まつり初日(土曜)に参拝したところ、聖天堂へ続く石階段に桜。
聖天堂は、818年(弘仁9年)、弘法大師が巡礼されていた際に、この地に不思議な力を感じ取り聖天(大聖歓喜天)を彫り安置した場所です。
一千座の護摩を焚いて庶民の幸福を祈願したとされています。
まさに弘明寺のパワースポット!
仁王門から本堂に続く階段は、途中に梅かな?
だいぶ散ってきているような感じでした。
弘明寺の花まつり限定御朱印
お守りなどの授与品は、お堂の中に入って右側、お堂の外(向かって左側)、仁王門入ってすぐ左側でいただけます。
通常御朱印は12種類と多く、花まつりがおこなわれている4月は、桜・誕生佛・文殊さまが入った特別御朱印を頒布しています。
弘明寺の駐車場
本堂右側の梵鐘近くにある階段を下ったところに、参拝者・墓参者専用駐車場があります。
弘明寺かんのん通り商店街の桜まつり
弘明寺の門前ストリート「弘明寺かんのん通り商店街」では、商店街の間を流れる大岡川沿いの桜が開花していました。
夕方以降は、桜並木に設置されたぼんぼり点灯に灯が点り、昼間とは違った今だけの風景を見せてくれます。
弘明寺の詳細
弘明寺へのアクセス
- 京急本線:弘明寺駅より徒歩2分
- 横浜市営地下鉄ブルーライン:弘明寺駅より徒歩5分
- 公式サイト:https://www.gumyoji.jp/
弘明寺の主な行事・お祭り
- 1月:初詣参拝、新年初護摩行、星祭祈寿
- 2月:節分法会(鬼・天狗の行列 福豆授与)
- 3月:春季彼岸会
- 4月:花まつり 釈尊降誕会 甘茶ご接待
- 6月:身代地蔵菩薩奉安記念、宗祖弘法大師誕生会、青葉祭り
- 7月:大施餓鬼法会、盂蘭盆会その他
- 8月:旧盂蘭盆会
- 9月:秋季彼岸会
- 毎月8の日:本尊十一面観音様ご縁日
- 毎月3の日:大聖歓喜天(聖天)様ご縁日
弘明寺近くのおすすめ神社・寺
住吉神社(井土ケ谷) | 別名「住吉三神」の厄祓いの神様。稲荷神社や猿田彦大神も祀られています。 |
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若宮八幡宮 | たくさんの御祭神を祀る、武将・北条時宗が建立したと言われている歴史ある神社。 |
定光寺 | 東国八十八ヵ所霊場59番。岩をくり抜いたお堂に不動明王(明王立像)と弘法大師像。 |