京急本線・京急東北線東神奈川駅から近い場所にある慶運寺は、通称「うらしま寺(浦島寺)」とも呼ばれています。
浦島伝説で有名なことからも、「じゅん散歩(テレビ朝日)」や「出没!アド街ック天国(テレビ東京)」「ブラタモリ(NHK)」「ぶらり途中下車の旅(日本テレビ)」など、多数のテレビ番組で取り上げられています。
目次
・浦島伝説と宝物
・境内
・浦島観音堂
・御朱印
・アクセス
・近くのおすすめ神社・寺
慶運寺(うらしま寺)の浦島伝説と宝物
慶運寺は、室町時代に定蓮社音誉聖観(芝増上寺三世)によって開創された歴史ある寺院。
本尊は大乗仏教の如来の一つ「阿弥陀如来」、寺宝として「音誉聖観上人像」と「広誉是感上人像」を安置しています。
龍宮伝来の浦島観世音像(観音様)、観音堂脇の淳和天皇勅願所古跡碑、門前の浦島寺碑は、横浜市の重要文化財です。
また、横浜開港当時、慶運寺はフランス領事館として使われており、初代領事のベルクールが滞在していました。
昔話と近代文明に深い関りがあるお寺なんですね。
おもしろい。
浦島伝説は日本各地に存在しますが、浦島太郎が持ち帰ったとされる玉手箱が慶運寺(浦島寺)にあることから、神奈川県が浦島伝説の有力地となっています。
慶運寺に伝わっている浦島伝説では、竜宮城から帰ってきた浦島太郎が、両親のお墓のそばにお堂を立て、そこに観音像を安置。
その後、太郎と龍女は再会して観音菩薩から永遠の命を授かり、人々の願いを叶える手伝いをするようになる…というものらしいです。
小さい頃から知っている話ではおじいちゃんになって天国にいった…だったけど、続きがあったんですね!?
慶運寺(うらしま寺)の境内
横浜大空襲により本堂は被災全焼しましたが、1958年に再興。
本堂屋根の瓦葺は、2002年に鋼板葺きへと改築されています。
慶運寺本堂には「光照殿」の扁額が掛けられています。
慶運寺(うらしま寺)の浦島観音堂
浦島観音堂は、旧小机領三十三カ所子歳観音霊場の第九番札所。
龍宮伝来浦島観世音像、浦島太郎像、乙姫像が置かれています。
龍宮伝来浦島観世音像は、亀の甲羅に観音菩薩が乗ったいで立ちをされています。
観世音像は太郎が龍宮より帰る際、乙姫様から玉手箱と一緒に守り本尊として授かったものと伝えられます。
亀の背上に立っているお姿を間近に見れるは、十二年ごとの子歳開帳の期間だけです。
普段は、観音堂の扉にあるのぞき窓から見る事ができます。
慶運寺(うらしま寺)の御朱印は?
御朱印はスタンプ式ですが、それとは別にもう一つ、花御朱印があります。
慶運寺は東急花御朱印巡りの1つになっており、花御朱印がいただけます。
ただ、授与には専用御朱印帳の提示が必要です。
慶運寺(うらしま寺)の詳細
慶運寺(うらしま寺)へのアクセス
- JR京浜東北線:東神奈川駅より徒歩7分
- 京急本線:京急東神奈川駅より徒歩7分
- 東急東横線:反町駅より徒歩10分
- 公式サイト:https://www.keiunji.jp/
慶運寺(うらしま寺)近くの神社・寺
笠䅣稲荷神社 | かわいい守り犬がいる神社。境内は電車のビューポイント。 |
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神奈川熊野神社 | 彫りの深い大きな狛犬が鎮座。「火防のイチョウ」がある神社。 |
洲崎大神 | 源頼朝が安房国の安房神社から移して祀った神社。独特な雰囲気があります。 |
伏見市場稲荷大神 | 横浜市中央卸売市場内のお稲荷様。横浜市場まつりなどの一般開放日に参拝できます。 |
大綱金刀比羅神社 | 天狗像がある天狗伝説の神社。また、十六神の大神様のご利益が頂ける神社です。 |