蛇窪の白蛇大神を祀る蛇窪神社(読み方はへびくぼじんじゃ)は、「心願成就の白蛇さま」として人気の神社。
ちなみに、正式名称は天祖神社(読み方はてんそじんじゃ)です。
特に「巳年」「巳の月」「巳の日」「己巳の日」はご神徳(ご利益)が高まる日とされており、該当する日は多くの参拝客で蛇のように長い行列ができるほどの激混み!
平日だろうとその混雑率は高めです。
今回、「巳年」「巳の月」「己巳の日」が重なる日に参拝。
「己巳の日特別祈願(白蛇祈願)」の御祈祷を受けてきました。
目次
・白蛇祈願(巳の日・己巳の日特別祈願)とは?
・予約方法
・境内の混雑具合
・御祈祷受付
・御祈祷の流れ
・境内社参拝
・己巳の日の御朱印
・へびくぼ市
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
・近くのおすすめグルメ
蛇窪神社の白蛇祈願(巳の日・己巳の日特別祈願)とは?
「心願成就の白蛇さま」こと蛇窪の白蛇大神と龍神さまのご神徳から、良縁や財運・金運アップ、病気平癒、立身出世などさまざまなご利益があると言われています。
蛇窪神社でおこなわれている御祈祷は「白蛇祈願」。
御祈祷ではさまざまな願い事を聞いてくださります(予約制)。
ちなみに、巳年生まれの方は祈願中、特別に祝詞を奏上し御加護を祈り、巳年生守護札と巳守を授与しています。
御祈願は30分ごとに執り行われており、予約時間の30分前に祈祷受付所(社務所)で申込用紙に必要事項を記入し受付。
御祈祷後は、御神札とお守り白蛇、記念品がいただけます。
初穂料は個人で7,000円~。
法人様・団体様では10,000円~です。
また、参列二人目より1人3,000円、巳日・己巳日・混雑日は5,000円を目安に納める必要があります。
※いずれも2025年4月の情報
御祈祷はいつでも受け付けていますが、やはり人気なのが12日に一度めぐる「巳の日」と、60日に一度めぐる「己巳の日」。
白蛇さまの御縁日である巳の日に御祈願することでより願いを届けて下さるとされており、特に己巳の日は一番縁起が良い御縁日!
巳の日・己巳の日特別祈願では、巳日・己巳日祈願守護札と巳守を授与。
もちろん、巳年生まれの方以外でも申し込みできます。
ちなみに、巳年生まれの方は申込用紙の巳年生まれの欄に〇印をすることで、祈願中、特別に祝詞を奏上してくれます。
白蛇祈願(己巳の日特別祈願)の予約方法
白蛇祈願の予約は蛇窪神社に参拝した時だけでなく、電話・メールでも可能なので、遠方に住んでいる方も予約がしやすいです。
私が予約したのは1月中旬。
希望は4月末の己巳の日で問い合わせたところ、すでに一部の時間は満席!
己巳の日は混雑が予想されるため、連れの同席は不可との事でした。
空きのある時間でお願いすると、「分前に祈祷受付所までお越し願います。大鳥居の警備員に予約時間を伝えると30分前に境内へお入りできます。」として予約完了となりました。
己巳の日の境内の混雑具合
いよいよ御祈祷当日!
予約したのは午前中です。
30分前に到着すると、鳥居には長蛇の行列が!?
平日とはいえゴールデンウィーク期間でもあったため激混みでした。
鳥居近辺には「蛇」にまつわるグッズ販売の屋台が出ており、境内への入場はスタッフの方によって入場規制中。
自転車置き場とトイレについては、近くにある公衆トイレと自転車置き場が案内されていました。
境内にもトイレはありますが、参拝の列に並んで境内に入れるまでは使えないそうです。
また、待ち合わせ合流・再入場は不可。
境内にも屋台とキッチンカーが出ており、休憩用のベンチも。
境内もたくさんの人で賑わっており、参道途中に設置された特別舞台では、吉福社中の皆様による「白蛇舞」や「獅子舞い」の奉納が披露されており、こちらも一目見ようと人垣ができていました。
社殿内では御祈祷を受けている人がズラリ。
こどもの日が近い為か、鯉のぼりが掲げられていました。
白蛇祈願(己巳の日特別祈願)の御祈祷受付
鳥居の前にいるスタッフに方に御祈祷を予約している事を告げると、予約一覧の名前を確認し境内に入れました。
まずは、手水舎(花手水)で清め、祈祷受付所(社務所)にで申し込み用紙をいただき記入します。
記入方法の説明書きと共にある願意一覧から、希望する願意を2つチョイス。
巳年生まれであることから、「巳年生まれ」にもしっかりと丸をつけました。
ちなみに、予約した時は初穂料5,000円~でしたが、当日は初穂料7,000円~と大きく値上がっていました。
数カ月前に予約した場合は要確認ですね!(のし袋に5,000円入れるところでした…)。
申込用紙と初穂料を添えて渡すと、申込内容と予約一覧の名前を確認。
あとは御祈祷控え所(テント)で始まるのを待つばかりです。
白蛇祈願(己巳の日特別祈願)の御祈祷の流れ
前の回の御祈祷が終わると、申し込み用紙を手にした神職の方が。
一人ずつ名前を呼び、呼ばれた方から昇殿していきます。
全員が昇殿すると、法螺貝が鳴らされ、太鼓の音とともに祈祷が始まりました。
参拝者をお祓いする修祓、祝詞奏上が粛々と進行。
ちなみに玉串奉奠はなく二礼二拍手一礼。
一連の儀式が終わると、お札やお守りなどの撤下品を手にして外に。
その際も、一人一人名前が呼ばれて手渡しされました。

白蛇祈願(己巳の日特別祈願)後の境内社参拝
御祈祷終了後は、撫で白蛇、蛇窪龍神社(元宮)、白蛇辨財天社に。
こちらも「最後尾」と書かれたプラカードを持っているスタッフの方の誘導にそって並びます。
ちなみに己巳の日の混雑っぷりから、金運アップのご利益がある銭回し・銭洗い所は使用不可。
白蛇清水で洗い済みの白蛇種銭が置かれているので、初穂料を入れて持っていた白蛇種銭と交換します。
こちら、前回参拝時は200円だったのですが300円に値上がりされていました。
白蛇のみーくん、しーちゃんは商店街の方に出張しているため不在。
この日は商店街の臨時授与所で会えました。

己巳の日の御朱印
御朱印とお守りは、それぞれの列に並んで求めます。
この日は、通常御朱印の他、己巳の日限定御朱印や白蛇弁財天開帳切り絵御朱印、サンリオキャラクター巳年限定切り絵御朱印などが。
白蛇弁財天御朱印(例祭バージョン)と己巳の日限定御朱印をいただきました。
己巳の日の「へびくぼ市」
己巳の日は、白蛇様の戻り道にあたるホットストリート戸越公園駅前南口商店街で「へびくぼ市」が開催されています。
「白蛇様の戻り道」は、白蛇様が現在の戸越公園の池から元の住処である白蛇辨財天へ戻った道のことで、開運参拝コースとなっています。
東急大井町線戸越公園駅(旧蛇窪駅)近くに鎮座する豊川稲荷東京別院御分社と大原不動尊も忘れずに参拝したいもの。
へびくぼ市では、豊川稲荷東京別院御分社と大原不動尊の己巳の日限定御朱印の授与や抽選会、へびくぼ土産の販売などで賑わっています。
※この日のへびくぼ市の様子はこちら
蛇窪神社の詳細
蛇窪神社へのアクセス
- 東急大井町線:荏原町駅より徒歩11分
- 東急大井町線:戸越公園駅より徒歩12分(白蛇さまの戻り道開運コース)
- 都営浅草線:中延駅より徒歩5分
- JR横須賀線:西大井駅より徒歩8分
- 公式サイト:https://hebikubo.jp/
蛇窪神社の主な行事・お祭り
- 1月:初詣、白蛇辨財天社初巳祭、成人祭、どんど焼き、大寒禊
- 2月:子ども節分祭、紀元祭(建国記念祭)、法密稲荷社初午祭、祈念祭
- 3月:春季祖霊祭
- 4月:白蛇辨財天社例祭
- 5月:お田植え祭
- 6月:夏越大祓式
- 7月:蛇窪龍神祭(七夕祭)
- 9月:蛇窪祭例大祭式典、秋季祖霊祭
- 11月:七五三詣、新嘗祭
- 12月:師走大祓式、古神札お焚き上げ式
- 毎月1日:月次祭
蛇窪神社近くのおすすめ神社・寺
豊川稲荷東京別院御分社 | 路地裏にひっそりと鎮座。白蛇さまの戻り道開運コースの重要ポイント。 |
---|---|
大原不動尊 | 商店街の一角にある小さなお寺。白蛇さまの戻り道開運コースの重要ポイント。 |
伏見稲荷大社品川支部 | 公園の向かいにひっそりとたたずむ稲荷様。五社の御祭神を祀っています。 |
旗岡八幡神社 | 源氏ゆかりの八幡信仰神社。絵馬殿の内部は要チェック! |
蛇窪神社近くのおすすめ神社・寺
おかかキッチン | テイクアウトも可!本格魯肉飯と鶏肉飯が食べれます。 |
---|