鶴岡八幡宮の東側、大倉山の中腹に源頼朝の墓があります。
頼朝のお墓は小高い丘部分にあり、その下には、源頼朝のお墓に沿うように白旗神社が鎮座しています。
御祭神は源頼朝。
源頼朝の命日である1月には例祭、4月には源頼朝公墓前祭がおこなわれています。
目次
・白旗神社(西御門)とは?
・境内
・ご利益と御朱印
・源頼朝の御墓
・アクセス
・近くにある神社・寺
白旗神社(西御門)とは?
源頼朝の御墓がある場所には、かつて法華堂があり、頼朝の墓所を中心に神霊を祀っていました。
ところが、明治の神仏分離によりお墓と分離することになり、頼朝の墓はそのままに法華堂が下に。
やがて法華堂は廃され、白旗神社が創建。
白旗神社には松源寺(現在は廃寺)にあった源頼朝の古牌が奉納されているそうです。
白旗神社(西御門)の境内
敷地入り口には源頼朝顕彰碑。
「君出でて 民もしづまり 九重の
塵もをさまる 世とはなりにけり」
…と、記されています。
その向かい側に法華堂跡。
白旗神社の向かいには頼朝公園があります。
鶴岡八幡宮からそう遠くない距離ですが、参拝する姿は少なく、華やかな鶴岡八幡宮とは違って静かです。
参道・境内には源氏の旗印である白旗が並び、さらに春にはオオシマザクラで白一色に。
これぞ源氏といった感じで、見ごたえがあります。
白旗神社(西御門)のご利益と御朱印
白旗神社の鳥居横には、「勝運の神様 白旗神社」と記された木札が。
鎌倉幕府を開いた源頼朝公の武運にあやかり、勝運のご利益が期待できるパワースポットとなっているようです。
また、鶴岡八幡宮が兼務社になっており、ここに社務所はありません。
ただ、お正月には仮設の社務所が設置され、書き置きの御朱印がいただけるようです。
鶴岡八幡宮の若宮近くに鎮座する白旗神社同様に、とても貴重な御朱印といえます。
白旗神社(西御門)の源頼朝の御墓とは?
白旗神社の鳥居の先には、上に続く石段があり、源頼朝墓と伝えられる石塔があります。
もとは源頼朝の廟所である法華堂があった場所です。
ちなみに、源頼朝の御墓を整備したのは薩摩藩主・島津重豪。
そのため、お墓の石塔手前にある線香立てには、島津家の家紋が入っています。
源頼朝のお墓の近くには、北条義時墓の法華堂跡、大江広元、毛利季光、島津忠久、三浦泰村一族の供養墓があります。