豊川稲荷東京別院御分社と同じく、蛇窪神社への開運参拝ルート「白蛇様の戻り道」上にある大原不動尊。
蛇窪神社が祭祀をおこなっています。
こちらは、戻る途中の白蛇様が休憩する場所!
コンパクトな境内には、休憩で水分摂取をする白蛇様がいらっしゃいます。
目次
・歴史
・行き方
・境内
・お堂
・御朱印
・アクセス
・近くにある神社・寺
大原不動尊の歴史
祀られているのは、江戸元禄の頃に上総の国(千葉県)大原からこの地に運ばれてきた不動尊。
そのため、大原不動尊と呼ばれています。
不動尊を運んでいた修行者が休憩のために不動尊を下したところ、その場から持ち上げることができなくなり、「お不動様がこの土地にとどまることを望まれているのでしょう」としてこの地に。
その数十年後、不動尊のある近くで、今度は釋宜縁(しゃくぎえん/お坊さん)が石で造られた六十六部廻国供養塔を馬に乗せて運んでいた際、急な雨で足を止められ、雨がやんだ後に進もうとするも馬が動かないといったことが。
仕方がないので供養塔を馬から卸し、通りに面した場所に設置。
その供養塔の右側面には品川道、千束道。
左側面には池上道と刻まれ、村人の道しるべとなりました。
そしてその後、供養塔の上に不動尊を重ねて置き今に至ります。
大原不動尊の行き方
大原不動尊は、ホッ…とすとりーと戸越公園駅南口商店街から続くゆたか商店街に鎮座。
豊川稲荷東京別院御分社からメインストーリーを道なりに歩いていけば辿り着きますが、とてもコンパクトなお堂なので通りすぎないように注意!
ちなみに、ホッ…とすとりーと戸越公園駅南口商店街の街路灯はUFOのようなレトロなデザインでしたが、ゆたか商店街の街路灯は大原不動尊の使いである「はらちゃま」と「Ohくん」の人形。
けっこうな大きさで遠くからもよくわかる。
向きや服の色、ポーズなども異なると、なかなか凝っています。
なかにはピースサインをしている子も…。
「はらちゃま」と「Ohくん」は民話がモデルになっています。
夜の暗さが人々の生活を脅かしていた昔。
世衣良姫(せいらひめ)が大原不動様に「明るい光をください」と念じたところ、お不動様の足元に一筋の光が差し込み、月の光を持った双子、Ohくんとはらちゃまが出現。
双子は空高く舞い上がり袖口から光を振りまくと、霧が晴れてこうこうと輝く満月が。
草花は咲き乱れ、作物は豊かになり、人も動物も光の幸福感に満たされました。
今もこの町はOhくんとはらちゃまの豊かな光に包まれているのです…というお話です。
大原不動尊の境内
コンパクトな境内な、入ってすぐ右側に白蛇様。
休憩で水を飲んでいるお姿です。
お堂の前、両サイドには白い椅子。
そして、お堂の左側には1681年(天和元年)と1682年(天和2年)に造立した板碑型の庚申塔が。
「奉貴待帝釈天王守処」、もう一枚の庚申塔は「青面金剛守護所」と彫られており、どちらも下部には三猿。
その他、正面に「奉尊禮帝釈天王」、その下に「處鎮護」と彫られ台石には三猿が陽刻されている、1688年(元禄元年)造立の笠塔婆型の庚申供養塔。
1687年(貞享4年)造立の庚申燈籠があります。
大原不動尊のお堂
お堂は1919年(大正8年)建立。
六十六部廻国供養塔を台座に、石で造られた不動尊が本尊として祀られています。
大原不動尊は「いぼとり不動」と呼ばれており、そのご利益はイボ痔や安産、癌封じやボケ封じ。
また、賭け事の願いが良く叶うことから「博打不動」とも呼ばれています。
大原不動尊の御朱印
己巳の日限定で開かれる地元商店街のイベント「へびくぼ市」の日に、その日だけ出現する簡易授与所で書き置きの御朱印が拝受できます。
豊川稲荷東京別院御分社の御朱印も同じ場所でいただけ、両方いただくと商店街から「金銀融通印」を押印してもらえます。
この割り印で更に金運アップのご利益があるのだとか!?
是非一緒に頂きたいですね。
大原不動尊の詳細
大原不動尊へのアクセス
- 東急大井町線:戸越公園駅より徒歩2分
大原不動尊近くのおすすめ神社・寺
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豊川稲荷東京別院御分社 | 路地裏にひっそりと鎮座。白蛇さまの戻り道開運コースの重要ポイント。 |
伏見稲荷大社品川支部 | 公園の向かいにひっそりとたたずむ稲荷様。五社の御祭神を祀っています。 |
戸越伏見稲荷神社 | 商店街のメイン通りのそばに佇む小さくてかわいらしい神社。 |