日本酒の超有名銘柄「久保田」。
蔵元は、新潟県長岡市にある朝日酒造です。
久保田は1985年(昭和60年)から発売されているロングセラー酒。
しかも、久保田が発売されるまでは甘く濃厚なしっかりした味が主流だったので、淡麗辛口の久保田は日本酒業界への革命酒としても有名です。
数ある種類のなかでも、「久保田 翠寿(すいじゅ)」は女性に人気が高い季節限定生酒です。
上品な甘みと軽やかな味わいで飲みやすく、翠寿のアルコール分は14度と久保田シリーズの中でも度数が低いので、日本酒入門にもピッタリ。
目次
・久保田の寿シリーズ
・飲み方
・価格
・ランク
・朝日酒造の酒蔵見学
・アクセス
久保田の寿シリーズ
蔵元の朝日酒造は、1830年(天保元)に「久保田屋」で創業。
創業時の屋号から久保田という名が付けられました。
久保田は多数あり、「久保田 翠寿」は寿シリーズの一つ。
「久保田 翠寿」が初めて作られたのは1987年。
そのきっかけは、「久保田の生酒が欲しい」という販売店からの声でした。
そこで、火入れ・加熱殺菌なし、低温貯蔵した大吟醸の生酒を開発。
生まれたばかりの子を「みどりご/緑児」と呼ぶことから「翠寿」と命名されたそうです。
久保田 翠寿の飲み方
火入れと加熱殺菌をおこなわず、低温貯蔵することで、日本酒本来のフレッシュ感がそのまま味わえます。
飲み方では、冷酒(花冷え)にしてワイングラスで飲むのがおすすめです。
キリっと冷やすことで、フルーティーな香りがより華やかに。
その飲み口は爽やか!
「みどりご/緑児」というだけあって若々しさが感じられます。
軽やかでなめらかなので、気をつけないとぐいぐい飲んでしまうほど。
女性に人気が高いというのもうなずけます。
また、お料理ではチーズやスモークサーモン、スパイスの効いたマリネなどの冷製料理との相性がいいです。
久保田 翠寿の価格
「久保田 翠寿」720mlの価格は3,120円(税込3,432円)です。
※2024年4月1日現在
蔵元である朝日酒造のオンラインショップの他、直営店、全国にある販売店で購入できます。
※販売店一覧はこちら(朝日酒造公式サイト)
価格:3432円 |
久保田 翠寿のランク
日本酒の久保田といえば「萬寿」や「千寿」が有名ですが、その種類は10種類以上。
寿シリーズの種類は、日本酒の造り方の違いによってランク分けされています。
特別本醸造は百寿(ひゃくじゅ)。
吟醸酒は千寿(せんじゅ)。
純米吟醸は紅寿(こうじゅ)。
山廃純米大吟醸は碧寿(へきじゅ)。
大吟醸生酒は翠寿(すいじゅ)。
純米大吟醸は萬寿(まんじゅ)。
久保田シリーズの中でも最高峰となるのが萬寿。
純米大吟醸「久保田 萬寿 自社酵母仕込(税込12,705円)」です。
萬寿には他に無濾過生原酒(原酒・生酒/税込5,896円~)、基本の萬寿(税込4,477円~)とあります。
こうしてみると、「久保田 翠寿」のランクは久保田シリーズの中では高く、それが三千円台で買えるのはお得なのかもしれません。
ちなみに、久保田には寿シリーズの他、新しい銘柄も出てきています。
2017年(平成29年)に発売された「雪峰(せっぽう)」。
なんと、アウトドアで楽しむ日本酒をコンセプトにしています。
純米大吟醸「爽醸 雪峰」は4月限定、純米大吟醸「山廃仕込み」は7月限定です。
また、2018年に定番商品となったのが「純米大吟醸」。
日本酒初心者向けに作られました。
朝日酒造の酒蔵見学
個人・団体ともに無料で酒蔵見学が可能。
予約不要の20分見学コース(10名以下)や、要予約の60分製造工程見学コース(2名以上)とあります。
20分見学コースは映像をみながら酒作りの取り組みを紹介しており、玄米と精米の比較や瓶詰め工場の見学、商品の試飲、記念撮影など。
通年受付けています。
60分製造工程見学コースは12月から4月の期間限定。
日本酒の製造現場を見学できます。
製麴実施日の見学では、麹の香り・触感体験が可能。
その他、もろみの観察、原酒の試飲(原酒の種類は日替わり)、商品の試飲など盛りだくさんです。
※酒蔵見学の詳細はこちら(朝日酒造公式サイト)
朝日酒造の詳細
朝日酒造へのアクセス
- JR信越本線:来迎寺より徒歩13分
- 公式サイト:https://www.asahi-shuzo.co.jp/