小正醸造(読み方はこまさじょうぞう)は、創業明治16年創業の焼酎・蒸留酒の蔵元です。
日置蒸溜蔵では、本格焼酎・長期貯蔵焼酎・クラフトジンを。
嘉之助蒸溜所ではウイスキーを製造しています。
小正醸造はふるさと納税の返礼品にもなっており、焼酎セットで購入可能。
契約農家で丹念に育てられた芋や国産米を使用して作られた芋焼酎です。
今回は6本セットで購入しました。
目次
・ふるさと納税
・お酒の銘柄
・歴史
・蔵元見学
・頒布会
・アクセス
小正醸造のふるさと納税
ふるさと納税の焼酎6本セットの内容は以下。
芋は「農林2号」「黄金千貫」「紅さつま」、麹は黒麹・黄麹・白麹と品によって使い分けています。
価格:17000円~ |
・薩摩勲章
鹿児島県湧水町の有機栽培さつま芋「黄金千貫」と鹿児島県米による焼酎。大自然のうまみと上質な香りがします。
・薩摩屋敷
明治16年創業の老舗蔵元が醸した風味豊かな本格芋焼酎。
オンザロックや水割りで飲む他、前日に5対5で割り水しお燗で飲むのも美味。
・薩摩の大王殿(でおどん)
蔵元である鹿児島県日置市日吉町で約400年前から続くお田植え祭り「せっぺとべ」の先陣役となる、巨大な人形の「大王殿」をイメージ。
鹿児島県産紅さつまを使った、甘みのある豊かな味わいの焼酎です。
・薩摩剣士
甘い香りのさつま芋と深い味わいの米麹の原料比率は、長年受け継がれてきた黄金比。
示現流で独自の精神文化を築いた薩摩らしい慣例に捉われない焼酎です。
・篤姫の想ひ
島津斉彬公の養女から13代将軍家定の御台所となった天璋院篤姫をイメージ。
華やかな香りと気品のある味わいが特徴的な焼酎です。
・薩摩維新
昭和40年代まで鹿児島で広く焼酎用として栽培されていたさつま芋「農林2号」を復活栽培して使用。
さつま芋の香りが豊かで芳醇な味わい。
小正醸造が販売しているお酒の銘柄
小正醸造の鹿児島限定焼酎には、ふるさと納税で購入した6本セット以外にも、「西郷500ボトル」や「西郷どん大久保どん」「西郷徳利」「薩摩豊穣」「薩摩日光」とあります。
また、創業当時からある「小鶴」、赤・黄・白・黒とある「猿」、こだわりの「竹山源酔」や「天地水楽」、特選焼酎「金峰眞酒」と幅広いラインナップ。
芋焼酎だけでなく玄米・麦焼酎、貯蔵熟成酒、リキュール、クラフトジン、高濃度エタノール、ノンアルコールなども展開しています。
ちなみにリキュールの「小正の梅酒」は、奈良県西吉野村の有機農業の農家集団「王隠堂農園」が作る有機梅と蜂蜜を使い、本格焼酎で仕込んだコラボ梅酒。
香料・着色料などの添加物不使用のこだわりの梅酒です。
小正醸造の歴史
1883年(明治16年)に、初代・小正市助が鹿児島日置市日吉町で創業。
140年以上にわたり「生産農家の顔が見える焼酎造り」をモットーにかかげ、伝統の技に新しい製造技術をミックスた酒作りを提供している蔵元です。
その始まりは、武家・華族の歴史でも有名な島津家の祭神八幡神社のお神酒造りから。
当時では珍しい、高級品である米を原料にした米焼酎を造り続け、二代目の嘉之助氏の晩年に焼酎を樫樽で熟成させた「メローコヅル」が完成します。
焼酎の貯蔵への取り組みは業界内でも古く、1957年に発売された「メローコヅル(米焼酎)」は日本国内で初めて発売された樫樽貯蔵焼酎です。
ちなみに、メローコヅルが熟成される貯蔵庫「メローコヅルの里」は、蔵から約10分ほどの距離にある神之川にあり、「神之川貯蔵庫」とも呼ばれています。
小正醸造の蔵元見学
8月下旬から12月上旬では芋焼酎の製造見学が可能。
さつま芋の選別工程などの芋焼酎造りが間近で見られます。
しかも、蔵内には手作り蔵の「師魂蔵」もあり、焼酎に詳しくない人でもわかりやすく焼酎造りを学ぶことができます。
所要時間は約40分~60分。
1名より受付けており、入館・試飲は無料。
売店もあるので、気に入ったお酒を買って帰ることも。
見学コースはほぼ屋外になるので、夏季の暑さ対策、冬季の寒さ対策はしっかりとおこなっておく必要があります。
小正醸造の頒布会
1万人近い数の会員がいると言われている小正醸造の特別限定頒布会「薩摩の地焼酎」は、秋から年末にかけて数回おこなわれています。
この頒布会でしか手に入らない季節限定一番仕込み新酒、かめ壺・樫樽貯蔵のこだわり焼酎、芋製古酒、おめでたい開運干支ボトルなど、通常単品での流通はしていないレアな銘柄が手に入ります。
小正醸造の詳細
小正醸造へのアクセス
- JR鹿児島本線:伊集院駅より車で11分
- 公式サイト:https://www.komasa.co.jp/