それは7月末の事。
夫の「ちょっとこっちに来て!!」と無理やり連れていかれたのは、3階のベランダ。
そして、あそこを見よとばかりに指さしたところを見ると、まさかの蜂の巣。
いーやー!!
辛うじて絶叫は心の中で。
悪夢再びです。
発見したのはお昼過ぎ。
業者に電話したら夕方にはきました。
は、早い…。
蜂の巣の撤去にかかる見積額は、まさかの4万5千円!
もう1社さんにも来ていただいたのですが、同じような金額。
やはり、高所というところでべらぼうに高くなっているようです(泣)。
ただ、今回できた蜂の巣はスズメバチではなくアシナガバチでした。
お椀をひっくり返したような巣で、8月末現在も手にすっぽり入るくらいのサイズ。
「アシナガバチは基本的におとなしい蜂で、攻撃されなければ何もしてきません。11月には自然といなくなります」との事。
※1社目はやたらと撤去をすすめてきたけど、2社目は客観的で良心的でした。
とりあえず、スズメバチじゃない事にホッと一安心。
スズメバチだったら危ないですから、場所を問わずに即撤去です。
10年前にも蜂の巣を作られたことがありますが、それはスズメバチでした。
めっちゃでかくて、夕方、ブンブンと飛び回っていて怖い!
それに比べたらアシナガバチは、夫に言われるまで巣の存在に気が付かず、しかも外に出た際にその姿を見かけた事もなし。
だからこそびっくりしたのですが…。
アシナガバチの巣があるのが3階の屋根部分。
とてもじゃないですが、人が近寄れる場所ではなく、我が家は道路を挟んでいる角地なので周りの家とも遠い。
しかも、巣がある部分は隣家とは反対。
私が庭の手入れをしていても、朝と夕方の出入りの際にもまったく姿をみないことから、とりあえず撤去はせずに自然といなくなるのを待つことにしました。
調べてみたところ、一度使った巣は使わないということのようですし。
ただ、一度作られた場所に再び別の蜂が巣をつくる可能性は否定できないので、撤去した後に巣を取り除き、蜂除けスプレーを撒かないといけません。
業者さんからも「生活に関わる場所なら即撤去したほうがいいですが、そうでないならそのままにしていても大丈夫ですよ。もう少し、様子をみてもいいかもしれませんね」と。
その言葉に背中を押され、とりあえす様子を見る事に。
最初は不安でしたが、今では心穏やかに過ごしています。
なにせ、まったく蜂の姿をみないのですから。
一番近いベランダですらみかけず。
ただ、姿は見えなくても、その存在は感じていました。
なぜなら、アシナガバチの巣を発見する前、梅雨の頃から庭に蜘蛛が増えて困っていたのに、気が付けばまったくいなくなったから。
いたるところに巣を作っていたので「困ったね~、薬をまかないとダメかな」と夫と話していたのですが…気が付けばきれいさっぱりなくなっていました。
最初、夫が除去したのかなと思っていたのですが、「いや、何もしてないよ」と。
アシナガバチは益虫でもあるので、蜘蛛を食べたんだろうなと。
そうかぁ~。
我が家の庭がきれいになったのは、アシナガバチのおかげだったのね。
撤去する気も失せました。
子育て(女王バチの成長?)が終わるまで、お互いに干渉しないで共存する事に。
冬までお互いに無事に過ごせる事を祈るのみです。