薬剤師のキャリアにも影響する!?研修の有無
薬剤師の研修がスキルとキャリアを高める
転職や就職を探す際にチェックしたい研修の有無。研修が充実していると、働きながらキャリアアップすることが可能となります。今後、どういった働き方をするかでも、研修は大事なポイントになるのです。
薬剤師として身につけておきたいキャリアとは、どんなものなのでしょうか?それは、職種によって変わってきます。例えば、薬の開発に携わりたいのであれば、一つの職場に長く勤めて、専門分野や得意分野を追求していくのがいいでしょう。調剤薬局であれば、取り扱う薬の違い、さらにはその会社の方針などの異なります。ゆくゆくは結婚してパートで臨機応変に対応して働きたいと考えているのであれば、複数の調剤薬局を経験して得意分野や経験を増やしておくといいですね。もしもご主人が転勤することなっても、対応する事が難しくありません。
職場によっては、研修や復職者向けセミナーなども開催しているので、そうした場は積極的に活用するべし。在宅処方や漢方薬局など…今の職場とは違う職種に興味がある場合は、特に研修は重要。新たな分野の転職や今後の社内での重要度を優位にすることができるでしょう。
転職や就職先を探す際には、勤務条件だけでなく研修制度についても忘れずにチェック!仕事に慣れるまでのフォロー体制も忘れずに。
ただ、詳細な研修体制については、あまり求人情報では語られないもの。転職サイトなどで聞く方が効率的といえます。職場環境だけでなく、研修制度などについても詳細に把握していますから、ギャップも少なくより自分にあった職場を選択することができます。しかも、非公開求人も多いですから、自分では探せないようなところから良い情報を持ってきてくれます。
会社によっては、経験年数に合わせた研修を用意しているところもあります。役職を持つようになれば部下や店舗管理も必要になることからも、マネジメント研修や店舗管理研修など、キャリアに応じたステップアップができるようにしているところもあるのです。研修制度がしっかりとしている会社に入ることができれば、その後の薬剤師としての歩み方も大きく変わってくることになります。
研修制度は、薬剤師としての強力なキャリアアップツールになりますが、それだけで決めてしまってはナンセンス。有効利用するためにも、どんなことに詳しくなりたいのか…具体的な目標を設置して選択するのが賢い方法と言えます。薬剤師としてどのような業務に携わっていきたいのかを明確にすることで、必要な研修や職種がおのずと見えてきます。
ただ、知識は得るだけではなんにもなりません。それを意識的に実践できるようにしないと意味がなし。資格を持っているだけで安心せず、研修などで得た知識を実際の業務で活かすようにしていきます。そうした前向きな姿勢が、ただなんとなく業務をこなしている人と大きな差をつけ、数十年後のキャリにも表れることになります。
転職する際に、その企業に研修があるかどうかは、今後のキャリアにおいて大事なもの。上を目指して薬剤師という資格を有意義に活用したいと考えるのであれば、勤務条件だけでなく研修制度についても意識してみるのがおすすめです。