出雲大社相模分祠の境内にある「千年の社」に鎮座する龍蛇神の社は、清流が流れ、夏には蛍の飛び交う幻想的な鎮守の杜。
千年の社は、2007年(平成19年)に約1700人の手によって植樹された「ふるさとの木によるふるさとの森」です。
シイ・タブ・カシ類などの照葉樹を中心に、ヤマザクラやイロハモミジなどの樹木が混植・密植されており、 千年の社を流れる湧き水「ゆずりの水」には、メダカやドジョウ・ホタル等が生息しています。
目次
・ご祭神
・鳥居
・ゆずりの水
・社殿
・授与所
・御朱印
・アクセス
・主な行事・お祭り
・出雲大社相模分祠の境内案内
・近くにある神社・寺
龍蛇神の社のご祭神
御祭神は、大国主大神さまの御使神である龍蛇神。
縁結びの神様であり幸福を授ける神様、そして千年の社に流れる清流の守り神でもあります。
龍蛇神は、旧暦10月に全国の神様が出雲大社に集まる際、出雲の稲佐の浜にて神々を出迎え出雲大社まで先導します。
龍蛇神の社の鳥居
龍蛇神の社が鎮座する千年の社の入り口は2か所。
千年の社の始まりには、彫刻家・吉本義人氏による近代金物造形アート「記憶としての構造」を鳥居にみたてて設置しています。
3本の足は水・緑・人を表しており、生物の多様性を表現。
そして、入り口の両サイドに大国様と子供の銅像も。
もう一つの入り口は、千年の社の中間地点。
三社(天神社・筑紫社・祓社)と「社のとうふ工房三河屋」の間にあります。
入ったところにも大国様。
龍蛇神の社のゆずりの水
社殿の前には、2体の龍の口から清流が流れ出ています。
地下51メートルから湧く水「ゆずりの水」は、環境省指定の全国名水百選にも選定されており自由に汲み取り可能。
授与所では持ち帰り用に使えるペットボトルが用意されています。
ちなみに、ほおずき市・朝顔市の期間中に、ほおづき・朝顔を購入された方にお水とり用のペットボトルが無料でいただけます。
龍蛇神の社の社殿
社は2011年(平成23年)に造営。
普段は社殿の扉は閉ざされていますが、ほおずき市・朝顔市、お正月などの特別期間中は開扉。
中に鎮座されている龍蛇神様を直接拝める特別拝観を斎行しています。
龍蛇神の社の授与所
参拝した日は誰もいませんでした。
祭事などの時に開かれているのかもしれません。
また、近くには狸と「因幡(稲羽)の素兎」のうさぎの像が。
龍蛇神の社の御朱印
龍蛇神の社の御朱印(初穂料1,000円)は授与所でいただけます。
授与所の前、テント下に並んでいる机に置かれているので、そちらに日付を入れてくださいます。
また、「出雲大社龍蛇神守護」とかかれたお札(初穂料800円)もあります。
出雲大社相模分祠・龍蛇神の社の詳細
出雲大社相模分祠へのアクセス
- 小田急小田原線:秦野駅より車で11分
- 公式サイト:https://www.izumosan.com/
出雲大社相模分祠の主な行事・お祭り
- 1月:初詣、ダイコク市
- 2月:ダイコク市、節分祭、梅まつり、紀元祭、祈年祭
- 3月:春季祖霊大祭、桜まつり(限定御朱印)
- 4月:桜まつり(限定御朱印)、よさこいご縁まつり
- 5月:宗祠・出雲大社大祭礼
- 6月:あじさい限定御朱印、夏越の祓ー茅の輪くぐり
- 7月:夏詣(限定御朱印)、ほおずき市
- 8月:夏詣(限定御朱印)、宗祠・おくにがえり
- 9月:例祭、秋季祖霊大祭
- 10月:宗祠・神迎祭、宗祠・神在祭、七五三詣、菊花展(限定御朱印)
- 11月:七五三詣、菊花展(限定御朱印)
- 12月:七五三詣、年越の大祓
- 1日:月次祭
- 第一日曜日:祖霊社・月次祭
出雲大社相模分祠の境内案内
出雲大社相模分祠 | 縁結びの神様として有名な「関東のいずもさん」。 |
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祖霊社 | 幽冥主宰大神(大国様)を祀り、「因幡の素兎」のウサギの御像が。 |
御嶽神社 | 通称、御嶽さん(おみたけさん)。将軍・徳川家康公も参拝しています。 |
八坂神社 | 樹齢1000年を超える欅の大木古木がある、疫病よけの神様。 |
出雲大社相模分祠近くのおすすめ神社・寺
浄圓寺 | 曹洞宗の寺院。南はだの村七福神・布袋尊と鶴亀めぐりのひとつです。 |
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今泉神社 | 住宅街の中にある大きな神社。春は桜がきれいで、例大祭では賑やかです。 |
白笹稲荷神社 | 関東三大稲荷の1つ。たくさんのお稲荷さんに秦野七福神、社殿の龍、黄金の泉と見ごたえがあります。 |
太岳院 | 相模新西国三十三観音霊場で、安藤忠雄氏設計のお寺。秦野七福神・福禄寿あり。 |