いよいよ退院当日。
掃除洗濯家事仕事から解放された日々。
夜は辛かった夜の就寝時間を除けば、意外と楽だったかなと思ったりして。
食事は出てくるし、準備しなくていいし(笑)。
手術後の落ち着いた頃の入院生活は、以下のような1日の流れでした。
朝は朝食前に読書。
朝食を食べながらニュースチェック。
食べたらコーヒーを買いに売店に行き、そのままパソコンでメールや情報チェック。
気楽にネットサーフィンしつつ、次の仕事の準備やら整理。
ついでにブログ(笑)。
先生の巡回を受けて点滴。
お昼になったらワイドショーを見ながら昼食を食べ、しばらく読書。
一息ついたらまたパソコン。
夕方になったらパソコンを片付け、2回目の点滴。
夕食まで読書。
夕食前に、先生が2回目の巡回に来て傷をみてくれます。
ニュースをみながら夕食を食べたらシャワーを浴びて、歯を磨いて就寝準備。
消灯時間まで「大人のぬりえ」を楽しみます。
作品は、2ページとちょいできました。
意外とこれがはまります。
退院日当日も、昼食を食べるまでは同じ流れでした。
朝、先生が巡回に来て、ネットをはずし傷の具合をチェック。
「髪にボンドがついているかもしれませんが、洗う事で落ちますので心配ないですよ。
洗髪もOKです」
とにっこり。
ついでに、気になっていた傷口を写真に撮ってもらいました。
どれぐらい剃られているのか、傷口はどうなっているのか…自分からはまったく見えませんので!!
ドキドキしながらみると、思ったよりもグロくない。
髪もそこまで?
うまく隠れます。
「黄色くなっている部分は、そのうち元の肌色に戻りますので心配しなくていいですよ。
髪を洗う時は、指の腹を使って優しくお願いします」
と言うと、次の患者さんのところに。
ガーゼが取れて頭に何もなくなったのですが、それまで感じていた硬い物の存在はそのまま。
「これが人工内耳か!?」と初めて気が付きました。
リアルに物が入っている感があります。
そして、耳栓をしたように耳の聞こえがめちゃくちゃ悪いです。
その後は、いつも通り(?)にコーヒーを飲みながらパソコン。
入院中の最後の点滴。
午後と明日の分は内服薬です。
点滴はずーーーっと刺しっぱなしなことからも、強力にシールで止めていても、やはり少しずつ緩くなってきている様子。
昨日から、看護婦さんが気になる感じに触っています。
自分でも「緩くなってきているなぁ」と感じるところがあり。
しかし…
けっこうな太さですから、外した時、穴が開きっぱなしになっているのかきになるわ(笑)。
点滴が外れたのは昼食後。
1週間近く固定していたシールをはがす時には、ちょっと痛かった…。
保護シールで蓋をして終了。
久しぶりに身が軽くなりました。
その際、退院後に服用する薬も頂きました。
その後、シャワールームの予約を入れて念願の洗髪に。
恐る恐る手術痕に触るのですが、中に入っている機械が肌越しに感じられます。
つなぎ目がぷにぷに。
シャワーをかけるときも、おもわず反対側に髪をながしてしまうほど。
わしゃわしゃなんて洗えない!!
そーっと…もみもみ。
しっかり洗えたかはわかりませんが、乾いた髪はベットリ頭から回復したサラサラ髪になっていました。
ほっ!
その後、身支度を整えて久しぶりにメイクし荷物の整理。
その間…つまり朝から4回ほど、お会計の事を言ってくる。
さすがにイラっときましたわ。
そちらの都合があるかもしれませんが、しつこい!!
身支度したら行きますって言っているのに…
第一、当初の予定通りなら朝一で身支度して会計して退院しているというのに。
こんなにごたごたになったのはどこの誰のせいですかね?
入院前に預り金として10万払っているのだから、逃げませんよ!!
と、ちょっと気分を害しながらも会計に。
もちろん、荷物整理が済んだらです。
今回は無料部屋で保険があるので、支払い費用は10万以下!
お釣りが出たほど。
後は、迎えが来る夕方まで待機です。
のんびり。
最後の読書を楽しんでいたら、ちょうど夕方の巡回で来た先生方。
最後に傷をみてもらい、耳の聞こえについても確認。
「個人差がありますのではっきりとはいえないのですが、水と血が溜まっているので、それが自然に体内に吸収するまで1~2カ月ほどかかる方もいます」
なるほど。
それまで、常にこの耳栓をしたような感じなのですね。
ふむふむ。
まったく聞こえないだけでなく、自分の声が頭にこもったかんじに響くので、なんだか妙な気分。
慣れるまで大変そうです。
耳鳴りも相変わらず酷いし、左側が聞こえない事で感覚が少々不安定。
いかに耳と目で補っているかがわかります。
夕方、車で夫が迎えに来たので、看護婦さんにベッド周りを確認しもらい退院です。
久しぶりの家は嬉しかったのですが、やはり手術が終わったばかりという事もあり、車に乗って帰ってきただけで、ややぐったり。
当分は体調をみながら、無理のない活動にしておかないとやばそうです。