大好きなモスバーガー。
マックと比べると店舗数では目立たないので、見つけたときは嬉しくなっちゃいます。
そんなモスバーガーで、食中毒発生のニュースが!?
栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野の各都県にある19店舗にて、28人に食中毒の症状が出たと。
うち13人に、腸管出血性大腸菌O-121の遺伝子の型が一致したそうです。
原因は、本部から納入した食材だったとか…。
入院された方もいらっしゃるようですが、重症とまではいかず、快方に向かっているということなのですからよかったです。
食中毒で亡くなることもありますから…。
今回の事を受けて、肉と野菜について店舗納入前に検査項目に、腸管出血性大腸菌O-121を追加することなどを、
再発防止策として盛り込んだそうです。
安心して食べられるモスバーガーであってほしいですね。
ちなみに…
食中毒は気温&湿度が高い真夏に発症しやすいイメージがありますが、実は9月~10月が一番発生件数が多いんです。
モスバーガーだけでなく、数日前にはすかいらーくホールディングス傘下の回転ずしチェーン「魚屋路」でも食中毒がありましたね。
少なくても39人の人が症状を訴えています。
原因は、生ウニ。
腹痛などを引き起こす「腸炎ビブリオ菌」が検出されています。
また、愛知県にある工場の社員食堂で、150人という数で発生。
うち62人から、腸管毒素原性大腸菌O-25が検出されています。
ここで出された食事は、給食センターで調理したものというのですから驚きです。
工場で再加熱して食べていたのだとか。
9月~10月という時期は、夏バテで体力が低下気味で、免疫力も下がってしまいがちな時期。
大きな気温の変化も手伝って、体調を崩しやすい。
ですが!
この時期は行楽シーズン。
涼しくなってきたことから、バーベキューや運動会、お祭りなど…アウトドアでの行事が盛りだくさん。
そんな外で食べる食事で食中毒になることも多いのです。
食中毒の原因として多いのが細菌やウイルスによる感染性ですが、秋にはキノコやフグなどの自然毒も増加。
カンピロバクターや腸管出血性大腸菌なんて有名ですね。
この時期ならではのキノコ狩りには、注意が必要です。
実際、今年もキノコによる食中毒が発生しています!
三重県の男性が自分で採ったキノコを食べて、意識不明の重体。
食用クロハツに似た毒キノコ「ニセクロハツ」を食べてしまったようなのです。
また、富士河口湖町内で女性が。
食用タマゴタケに似た毒キノコ「タマゴタケモドキ」を食べてしまったそうです。
キノコの見分けは難しいもの。
安易な判断で野生のキノコを食べるのは危険なのです。
食中毒を予防するには、「菌をつけない・増やさない・やっつける」。
手にはたくさんの雑菌が付着していますから、食品に触るときの手洗いは必須。
調理で使った道具はきれいに洗浄するのも忘れずに。
食材が残った場合…特に生肉などは、菌が広がらないように他の食品とは分け、密封容器やラップで包んで冷蔵庫で保管します。
細菌は高温多湿な環境が大好きですが、逆に10度以下の場所では活動が低下しますので、できるだけ低温で保存するのがポイントです。
そして、細菌やウイルスは加熱されることで死滅しますので、しっかりと火を通してから食べるようにします。
特に肉は中までしっかりと加熱するのが大事。
楽しい外でのイベント。
おいしい食事。
それが食中毒の原因になってしまっては悲しいもの…。
涼しくなってきたからと油断せず、食品管理はしっかりとおこないたいですね。