学級閉鎖も!?秋のインフルエンザにご用心

今シーズ初の学級閉鎖が。
原因は、インフルエンザ。

東京都内の公立小学校2年生のクラスで、14名が発熱で欠席。
一部の児童にインフルエンザと診断されたそうです。
ちなみに、他のクラスでもインフルエンザで休んでいる生徒さんがいるそうで…。

また、栃木県では小学3年生が3日間の学年休業に。
児童22名中9名が発熱症状を訴え、全員インフルエンザA型だったそうです。

毎年、9月になると再びインフルエンザによる猛威が拡大されてきます。

第36週(8月末~9月初旬)から翌年の第35週までの1年間をインフルエンザシーズンとして、感染情報センターでも警戒されているほど。

「今年もインフルエンザの季節になりましたか…」
と、窓口で心の声。

ワクチンの予約もまだ始まっていないのに、もう学級閉鎖。
早いですね。

今の状態をみると、今年はA型が流行りそうです。
(↑あくまで私的予想)




 

9月という、夏休みが明けてまだ間もない頃にインフルエンザが流行するのには、それなりの理由があります。

夏休みという長期休暇から、海外旅行に行くお子さんも少なくないでしょう。
渡航した国からもらってくることもあります。
なにせ、海外では、1年中インフルエンザが流行していますから…。

また、夏の猛暑で体力・免疫が落ちてしまい、9月という季節の移り変わりなどで体調を崩してしまう。
夏の疲れがどっと出やすいが故なんですね。
特に今年の夏は災害レベルの猛暑でしたから、元気な子どもも相当体力を削られたはず。

さらには、「まだインフルエンザの季節ではない」という油断から、手洗いうがいなどの基本的対策がおろそかになっていることも挙げられます。

夏から秋にかわるこの時期にインフルエンザが始まるなんて、意識している人は少ないでしょう。
もう少し寒くなってからのほうが、インフルエンザに対しての警戒心も強いですね。

 

インフルエンザは、例年では12月~4月ごろに流行し、1月末~3月上旬にピークを迎えます。

流行する前にワクチン接種すること、飛沫感染対策としての咳エチケット、帰宅時の手洗いうがい、適度な湿度のキープ、十分な休養と栄養バランスの取れた食事、人混みの多い場所へ近づかない…などが、インフルエンザ予防の基本。

ワクチン接種も遅くても12月中旬までには終わらせておくのがいいです。

 

ちなみに…

秋風邪とインフルエンザ、間違わないように注意が必要です!

秋風邪は、鼻と喉をメインとした症状が現れ、発熱は37~38度と軽度。
症状の進行は緩やかです。

ところが、インフルエンザは頭痛・関節痛・筋肉痛・倦怠感・鼻水・咳などなど…全身症状が表れます。
発熱も重度で38度以上はざらで、急激な症状の進行なのが特長なのです。
少し前まではなんともなかったのに…なんてことも。

インフルエンザを発症し48時間過ぎると、インフルエンザ治療薬による効果を期待できなくなりますので、
いつもの風邪と違うなと思ったら、早めに医療機関を受診するようにしてくださいね。

 

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