安心して歩ける点字ブロック

3連休、どこもかしこも大変な賑わいでした。
スーツケースを持っている人をよく見かけたのですが、やはり今回の連休は旅行が多かったのでしょうか。
うらやましい~(^^#)

連休は家でゆっくりしつつ、買い物に。
ふと歩いている際に、点字ブロックが目につきました。
最近の点字ブロックには黒やグレーなど、いろいろな色が使われているなぁと感じたのです。

点字ブロックは、目の不自由な人の歩行をサポートする大事なもの。
足の裏や杖の先で、でこぼこや色を頼りに歩いていきます。
点字ブロックは目がまったく見えない人の為にあるように思われていますが、実は視力が弱い弱視の人にも必要なものです。
ですから、点字ブロックは、ただ単にデコボコしているのがいいのではなく、識別できる色であることも大事なんですね。

 

ちなみに、国土交通省が定める指針では、原則として点字ブロックの色は黄色とされています。
ただ、日本工業規格では大きさや形は決まっているものの、色については決まりはなく…そのせいか、最近では黄色以外の色も出始めています。

今日みたグレーの点字ブロックも、その一つなんでしょうか。
とてもスマートで洗練された感じはしたのですが、どこか違和感も覚えたものです。
従来から黄色というイメージがあるからでしょうか?

それがわかりやすい色であれば問題ないのですが、景観をを配慮して目立たない色であったり、凹凸だけを地面に埋め込んだものだったりと、点字ブロックとしての機能が劣ってきているものも…。
目の不自由な人からしてみれば、側溝や舗装と間違えてしまうことも考えられます。

ただ、最近では、そうした心配を改善するための研究が形になってきているようです。
誰もが安全に歩行するためにも、ユニバーサルデザインとしての点字ブロックが求めらるようになり、その研究結果から2色の色が完成、発売されるそうなのです。

景観に溶け込みやすく時間がたっても見えやすいとして選ばれたのが、「ウォームイエロー」と「クールイエロー」。
さらに、ブロックの出っ張った角っこは丸くするなどして、車いすやベビーカーも通りやすくしているそうです。
さすがです!

景観も大事かもしれませんが、それ以上に誰もが安心して歩ける道を作るのも大事。
今回完成した点字ブロックが広がっていくといいなと、思わずにいられません。




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