薬剤師も英語ができなきゃ大変?

外人さんが自分の窓口にいらっしゃると、ドキッとします。(何十年前に習った)つたない英語とジェスチャーで必死に説明。

「おー、大丈夫。
日本語話せまーす」

と、少々困ったような顔をされることもしばしば。安心しつつも顔から火がでるとは、まさにこのことですね。

今や外国の方への対応は珍しいものではなく、薬剤師の半数は1カ月に1人は対応しているほど。もはや、外国の患者さん対応は日常的なものになってきているんですね。

でも、こちら薬剤師側でできる対応力は追いついていません。少なくとも、私が在籍する薬局はかなり英語レベルが低い!

まぁ、他の薬局も似たようなところが多いのではないでしょうか?「外国人への英語対応完璧です!」なんてところの方が少ないでしょう。

ただ、このままの状態を続けるのはあまりよくありません。外国人旅行客は今後も増えていくでしょうし、東京オリンピックの開催でますます英語が占める割合が増えることが予想できます。

ということからも、最近の薬剤師さんにも高い英語力が求められています。




 

外国人の患者さんが来る場所といえば、ドラッグストア・調剤薬局・病院です。

ドラッグストアは、市販薬だけでなく化粧品や健康食品などもたくさんあり、外国人の皆さんにおいては魅力的な場所。当然、ある程度の英語による説明は求められることになります。

調剤薬局や病院などは、日本に住んでいる方がほとんど。なので、基本的な日本語は理解できている方ばかりなのですが、処方薬や服用方法について理解・把握するのは大変かもしれません。

ただ、旅行客の方で突然の体調不良で来られる方もいるので、その場合は英語が必要に…。薬や処方薬の説明が英語でできるといいですが、英語の習得は一筋縄ではいきません。せめて、英語の注意書きなどを用意しておくと、お互いにテンパらなくてすむかもしれませんね。

外国人の患者さんに対して英語で対応できれば、職場では大変重宝されます。薬剤師のスキルはもちろんですが、英語のスキルもあるといいですね。

 

ただ…そうはいっても英語が苦手な人からしてみると、英語スキルの取得は大変です。
また、私のような古株も…。
もうこの年で英語なんて無理ですよ~
ρ(・ω・、)イジイジ

基本の日常会話が話せるようになるのが一番いいのかもしれませんが、苦手な場合は薬剤師として必要な英会話を覚えるだけでいいかもしれませんね。

常によく話す言葉、会話というのは限られていますから、患者さんと良くする会話を英語で言えるようにしておくといいのではないでしょうか。

「本日はどうされましたか?」
「こちらのお薬について、医師から説明がありましたか?」
「お薬は、食後(もしくは食前など)にお飲みください」
「症状が出た(辛い)時だけお飲みください」
「お会計は〇〇円です」
「お大事にどうぞ」

良く使うフレーズだけを先に覚えてしまい、薬の詳細は英語版の説明書きにまとめてしまってもいいですよね。
覚える、作成するのに時間がかかりますが…。
(A;´ 3`) ぁせぁせ

こうしたやり方であれば、ご老体の私にもできそうです。

 

ちなみに、英語を学習するといっても、日常英会話や旅行英会話、ビジネス英会話などさまざま。薬剤師の仕事に役立てる英会話であれば、メディカル英会話がよさそうですね。

余裕がある場合は、ビジネス英会話も習得すると鬼に金棒ですね。

とはいえ、薬剤師も忙しい職種ですから、そう簡単に英語学習の時間を確保するのも難しいのが現実です。

ただ、マスターしておくと薬剤師としての仕事の幅が広がります。
医療通訳士や医療翻訳の仕事なども視野に入れることができるようになるので、ゆくゆくは転職をと考えている人には、大変でも頑張るメリットはありますね。

 

実務で英語を使う機会は少ないかもしれませんが、海外の先進国による治療技術や薬学などを知ることができますから、知識面でも差をつけることができるでしょう。
キャリアアップを狙う人には、英語習得は無視できないスキルといえます。

まぁ、私はもう年なのでそこまで本格的なものは必要ありませんが…
娘には勧めてみようかな?




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