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地方は高収入!?その本当のところは?

好条件だけど…薬剤師の実状はどうなの!?

地方の薬剤師求人は好条件のものが多い…なんてよく聞きます。好条件で探している人にとっては実に興味深い話ですが、実際のところはどうなのでしょうか?地方の情報というのは意外と少なく、求人を見ているだけではイメージがつかみづらいこともあります。求人から条件が良い事はわかるのですが、地方での働きや生活がいまいちイメージできず、なんとなく二の足を踏んでしまう…なんて人も少なくありません。
ここでは、地方で働く薬剤師さんの仕事状況を紹介。さらには、都会とは違うメリット・デメリットをまとめてみました。地方への転職・就職を考えている人必見です!


そもそも、なぜ地方は高収入?

地方の薬剤師の求人に人が集まりにくいのは、交通アクセスが悪く車がないと移動するのも大変なこと、都会に比べて娯楽やショッピング施設などが少なく規模も小さいということが、その理由として挙げられます。都会と同じ条件で募集していたのでは、いつまでたっても人はやってきません。働き手の確保が難しいということで、地方の…それも僻地になるほど、好条件で募集をかけるようになるのです。地方によっては薬局の存続がかかっていることもあり、深刻な問題となっています。

とはいえ、地方でも沖縄のように人気エリアではそこまで高収入にならず、地方の病院も人気があるため都市部と比較してもあまりかわらないようです。全国チェーン店も例外で、そのブランド力からも人が集まりますし、なによりも全国一律なので好待遇とはいえないよう…。

つまり、地方で好待遇で募集しているところというのは、地域密着型の中小薬局がほとんどだということ。大手の薬局は集客力があるので、逆に忙しくて大変なこともあります。地方で好条件は、中小薬局を指し示しているのですね。

やりがい、そして趣味の充実に最適な場所

地方の薬局での年収は、基本的に600万円以上と言われてています。500万と言われているの都市部と比べると、100万もの差があるものとなります。しかも、引っ越し費用を支給してくれたり、社宅を借り上げてくれたり、なかには車や家電製品までも支給するところもあるようです。まさに、高収入で貯蓄を考えている人にはピッタリの求人。

また、患者さんと深く関われるのも地方薬局の特徴。交通機関が未発達なことからも、在宅医療や訪問介護に力が入れられており、地域住民になにかと頼られる存在に。都市部の薬局とは違う、人の温かさや繋がりを経験できます。アットホームな職場がいい、やりがいを感じたい…と思っている人には向いているかもしれません。

そして、人によっては趣味を活かせる場にもなります。海が近い場所であればサーフィンやダイビング、東北の雪が降る地方ではスキーやスノーボード、自然が深い場所では釣りや天体観測などのアウトドアと…プライベートを充実させ、日々の生活をエンジョイさせる事にも可能なのです。

生活面では不便、仕事面ではキャリアアップがしにくい

地方で働くうえで困るのは、生活面で不便を感じ事です。これは、都会での生活に慣れている人ほど強く感じやすいもの。地方ではコンビニやスーパーの数は少なく、郵便局や銀行などの必要不可欠な施設が近所にないと、基本的には車がないと生活できないのです。また、知り合いがいないとなると、一から人間関係を構築していかなくてはいけないので大変。知らない土地で一人で住むと、精神的にも心細さを感じることあり、慣れるまで大変です。

仕事面でも、キャリアアップがしにくいといった困った面があります。大手の薬局チェーンなどは研修制度が充実しているようですが、中小ではそこまで充実していないのが実情。キャリアアップを考えている人には、ちょっと不満を感じやすい傾向にあるといえます。

地方で求人を探す際に注意したい事

地方で働く際には、行った後に後悔しないように、事前の下見をしっかりとおこないます。薬剤師不足に悩んでいるところでは、電話一本で採用決定してしまうこともあるようですが、長く過ごす場所ですから、実際に足を運んで面接を受けたほうがいいでしょう。職場はもちろん生活環境を自分の目で見て確かめ、雪の降る地方であればその積雪量や、ひどい場合はどうしているのか雪国の習慣ををリサーチしておきましょう。

また、給与や雇用条件が募集内容と一致しているのかどうかも要確認。面接のときは他の薬剤師もいると聞いていたのに、いざ働き始めたらすでに辞めていて自分しかいなかった…なんて話も聞かれます。働く人の人数には注意が必要。さらに、初任給だけ高い…なんてこともあり、昇給が全くない場合もあります。時給だけ高く、手当やボーナスがないこともあるので、給与面についても確認しておく必要があるのです。

田舎では高齢化が進んでいることからも、仕事が多く残業ばかりということもあります。長期で働く場合では、面接を数回ほどおこない、徹底的に疑問を解消してから決断するのもポイント。自分から質問しにくい時は、プロに間に立ってもらうのがいいでしょう。転職のプロであれば、中立な立場でうまく話を引き出してくれます。


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