本屋さんをウロウロしていると、なんとも興味深いタイトルの本を発見しました。
その本の名は…
「神様ゲーム」
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スタッフおすすめの本として紹介されています。
私が購入したの本の表紙は、子供が描いた絵でした。
困った顔をしている子供が真ん中にいて、その両サイドにのっぺらぼうの両親の顔が。
2種類あるのでしょうか?
それにこのタイトル。
なんとも怖い…。
この「神様ゲーム」は何年か前に呼んだことがあります。
神様と名乗る少年が、主人公に事件の犯人の名前を教えてくれるというお話。
推理小説でいえば、犯人が先にわかって、その犯罪を証明するために主人公が動くということでしょうか。
最後は、ちょっと後味の悪い終わり方をしていたような…。
お話は思い出せないのですが、神様の存在が気になる展開になっていたのは確かです。
だからこそ、続編があると知った時には是非読んでみたいと思ったのを覚えています。
当時は、続編がまだ出ていなかったのか、ただ単に売れ切れていただけなのか、見つけることはできませんでした。
ところが、つい最近になって発見!
その名も…
「さよなら神様」
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タイトルから、これで決着をつけてくれるのかと推測。
それならばと、さっそく読んでみました。
前作とお話が繋がっているわけではないので、どちらから読んでも大丈夫です。
どちらにも登場しているのは、神様である鈴木君だけです。
前作のネタバレなどもないので、順番はあまり関係ないようです。
この「神様ゲーム」と「さよなら神様」に共通しているのが、まず犯人の名前から始まる事。
短編集なのですが、どの話も後味の悪さが…。
モヤモヤ感が何とも言えない本なのですが、
それがクセになります。
小学生としては小難しいことを並べ立てるところもあり、
たまに小学生という設定に疑問を持つことも。
しかも、小学校でこれだけ殺人がおこるって…とても怖い地域ですね。
まるで、「犯人の犯沢さん」が住む米花町みたいです。
(-∀-`; )
そして、最後の締め。
これが強烈でした。
本当の黒幕(?)はあの子!?
神様もそれを見越して動いていたことに、神様というより悪魔の方がぴったりなんじゃないかと思ったりして。
そして、神様に振り回されていた主人公も、最後に神様に対して挑発的ともとれる対応をしているのにびっくり。
「💛」なんて、なかなかみませんわ!!
ただ、その意味を解釈するには、まだまだ読み込みが足りないようです。